大阪府池田市・ほそごう学園の地域文化祭で科学実験ショー


(2015/11/19)印刷する

 大阪府池田市立の小中一貫校、ほそごう学園細郷小学校・中学校(539人)で11月15日にあった「地域と学校をむすぶ文化祭」で、ベルマーク財団の教育応援隊「科学実験ショー」が開かれました。福井県の中学校教諭、月僧(げっそう)秀弥先生が「大気圧サイエンスショー 空気のすご~い力」と題して様々な実験を披露し、集まった200人以上の小中学生や地域の人を楽しませました。

掃除機でボウリングのボールを浮かすと、みんなびっくり
中学生が小学生の世話をしながら実験しました

 「空気に重さはあるかな? あると思う人!」。月僧先生が声をかけると、何人かの子どもたちが半信半疑で手をあげました。「では実験してみよう」と大きな風船を膨らませ、小学生に持ってもらい、「どう、重い?」。小学生が頭を横に振ると、「じゃあ、これは?」といきなり風船を体にぶつけました。小学生がよろけると、「かなりの衝撃でしょう。中の空気に重さがあるのが分かったかな」とニッコリ。

 さらに、水槽のなかにビンを入れ、水をいれて逆さまにし、口に板を当てて水槽から出します。板から手を離しても水がこぼれません。また、送風機を天井に向け風を吹き上げると、風船が空中に止まりました。透明な円筒形の筒にボウリングのボールを入れ、上から掃除機で吸い上げると重いボールが浮かびました。どの実験にも参加者たちはびっくりです。

 最後にプラスチックのコップ二つを底で貼り合わせ、フックを付けて輪ゴムで飛ばす実験を参加者全員でしました。なかなか上手く飛ばず、コップのバランスをとるのに苦労していました。月僧先生は「コップの周りで空気がどう動くか考えながらやってください」と話しました。

子どもたちと地域の人たちが一緒に科学ショーを楽しみました

 池田市は大阪府北部のベッドタウンで、ほそごう学園のある伏尾台地域は約40年前に開発された住宅地です。しかし少子化の影響で、地域にあった1中学校と2小学校が統合され、今年4月、ほそごう学園として開校しました。今回の地域の文化祭には、学園のPTAがベルマーク財団に実験ショーの開催を応募しました。PTA学年委員長の雨堤泉さんは「子どもたちや住民、高齢者がいっしょになって実験を楽しみました。これをきっかけに地域で科学に対する関心が高まってほしい」と話しました。

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