「本の帯コンクール」ベルマーク賞受賞者が決定


(2023/12/05)印刷する

 本の魅力を伝える「帯」を小学生がデザインする、大阪こども「本の帯創作コンクール」(大阪読書推進会、朝日新聞大阪本社主催)の受賞者が決まり、11月11日に大阪府東大阪市の府立中央図書館「ライティホール」で表彰式がありました。19回目となる今年度は、全国9都府県から計312校、9022点の応募があり、93作品が入賞。そのひとつであるベルマーク賞に大阪府高槻市の市立清水小学校2年、氏家美幸さんの作品が選ばれました。

 コンクールは、課題図書部門(低、中、高学年の部)と自由図書部門(全学年)の2部門。氏家さんは、課題図書のひとつである「カッパーノ」(森くま堂・作、いわさきさとこ・絵、BL出版)の帯を制作しました。

 帯には、「さらをうばわれた!?」「だいじなさらをうばわれたカッパーノ。とりもどすためのたびがはじまる!!さいごはまさかの…」というキャッチコピーと、悲しげな表情で旅に出るカッパの「カッパーノ」を描きました。キャッチコピーの文章は、この後の展開が気になる表現にして、読者の興味を引きつける工夫をしました。文字は、限られた帯のスペースでもはっきり見えるように、マジックを使って同じ太さにしたそうです。

 応募したきっかけは、母親の恵美さんから勧められたこと。恵美さんは、絵を描くことや、年間500冊も読むほど読書が好きな美幸さんに、挑戦させてみたいと思ったそうです。氏家さんの家族はみな絵を描くことが好きで、どうしたら良い本の帯になるか、相談できたことも励みになったと言います。

 「来年は、本屋さんで売られるくらいすごいものを作りたいです」と美幸さん。すでに意気込み十分です。

 課題図書部門で大阪府知事賞などに入賞した9作品は、印刷されて実際の本の帯となり、大阪府内の書店に並びます。

 受賞者一覧は、大阪府書店商業組合のホームページからご覧いただけます。

ベルマーク商品

エンリッチ塩1kg

ベルマーク検収

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