東日本大震災から12年、2023年度は110校に600万円相当を支援
(2023/10/10)印刷する
2011年３月11日に「東日本大震災」が発生し、12年が過ぎました。経験したことのない大きな津波とそれに伴う原発事故にも見舞われ、月日は過ぎましたが、東北の各地域に残る傷跡は癒えるどころか、新たな課題も生まれています。ベルマーク財団は2023年度も被災校への支援を継続します。今年度の支援総額は600万円相当。支援対象は、岩手・宮城・福島各県の小・中学校110校です。
財団では、７月から各県の校長会に支援を求める学校のリストの提供をお願いしました。その結果、計110校から要望がありました。今後、各学校と順次連絡をとり、支援をすすめます。
110校の内訳は、岩手県が小学校29、中学校22、宮城県が小学校10、中学校28、福島県が小学校10、中学校11です。各県小・中学校それぞれに計100万円相当の支援をします。なお、福島県の小学校は支援単位としては10校です。
財団では、震災発生直後から被災校にノートや鉛筆を送り、以来支援を継続してきました。その総額は５億円以上になります。支援の原資は、ベルマーク参加団体から寄せられた友愛援助、全国から「被災校のために使って」と財団に送られてきた寄贈マーク、ウェブベルマーク協会からの支援、そして参加団体がふだんの活動で生み出している援助資金です。
ベルマーク運動は、参加団体がお買いものをすると購入額の１割が自動的に財団に寄付されます。運動開始時は、全国のへき地校を支援する資金を生み出す仕組みでしたが、その後は災害被災校の支援にも資金を使うようになりました。これまで、東日本大震災、熊本地震、西日本豪雨など国内の被災校を中心に支援してきました。また、今年度は海外への「緊急友愛援助」として、「トルコ・シリア大地震」の被災地支援も実施。今年３月から４月にかけて、ベルマーク預金からの寄付を呼びかけました。
子どもたちのためにベルマークを集めて送ってくださるみなさんの活動が支援の力となっています。財団は今後も支援を続けてまいります。
岩手県・小学校（29校）
宮古市 鍬ヶ崎小、津軽石小、重茂小、崎山小、田老第一小▽大船渡市 盛小、大船渡小、末崎小、赤崎小、猪川小、立根小、大船渡北小、綾里小、越喜来小▽陸前高田市 高田小、気仙小、広田小、小友小、米崎小、矢作小、竹駒小、横田小▽釜石市 釜石小、唐丹小、鵜住居小▽大槌町 大槌学園▽山田町 山田小、船越小▽岩泉町 小本小
岩手県・中学校（22校）
宮古市 第一中、第二中、河南中、津軽石中、重茂中、田老第一中▽大船渡市 第一中、大船渡中、末崎中、東朋中▽陸前高田市 高田第一中、高田東中▽釜石市 釜石中、大平中、唐丹中、釜石東中▽大槌町 大槌学園、吉里吉里中▽山田町 山田中▽岩泉町 小本中▽田野畑村 田野畑中▽野田村 野田中
宮城県・小学校（10校）
石巻市 北村小、和渕小、中津山第二小、桃生小▽気仙沼市 気仙沼小、松岩小、階上小、津谷小▽女川町 女川小▽南三陸町 志津川小
宮城県・中学校（28校）
石巻市 石巻中、住吉中、湊中、蛇田中、稲井中、山下中、青葉中、万石浦中、河北中、雄勝中、牡鹿中、桃生中▽気仙沼市 気仙沼中、条南中、鹿折中、新月中、松岩中、面瀬中、階上中、唐桑中、津谷中、大谷中▽東松島市 矢本第一中、矢本第二中、鳴瀬未来中▽女川町 女川中▽南三陸町 志津川中、歌津中
福島県・小学校（10校）
南相馬市 小高小▽広野町 広野小▽楢葉町 楢葉小▽富岡町 富岡小▽川内村 川内小中学園▽大熊町 学び舎ゆめの森▽双葉町 双葉北小・双葉南小▽浪江町 なみえ創成小▽葛尾村 葛尾小▽飯舘村 いいたて希望の里学園
福島県・中学校（11校）
いわき市 豊間中▽川俣町 山木屋中▽広野町 広野中▽楢葉町 楢葉中▽富岡町 富岡中▽川内村 川内小中学園▽大熊町 学び舎ゆめの森▽双葉町 双葉中▽浪江町 なみえ創成中▽葛尾村 葛尾中▽飯舘村 いいたて希望の里学園
