本の帯コンクールにベルマーク賞/大阪


(2018/11/12)印刷する

 児童書を紹介する「帯」を小学生がデザインする「大阪こども『本の帯創作コンクール』」(大阪読書推進会、朝日新聞大阪本社主催)の入賞作が決まり、11月10日に大阪府東大阪市荒本北1丁目の府立中央図書館で表彰式がありました。13都府県の305校から1万2931点の応募があり、今年から創設されたベルマーク賞を含む113点が選ばれました。

入賞したみなさん

 課題図書部門(低、中、高学年)と自由図書部門(全学年)があり、大阪読書推進会長の宮川健郎・武蔵野大教授らが審査にあたりました。課題図書部門で府知事賞、朝日新聞社賞、大阪国際児童文学振興財団賞に選ばれた9点は、実際に印刷されて本の帯となり、おもに大阪府内の主要書店に並びます。

ベルマーク賞に選ばれた市川翔子さん

 ベルマーク賞に選ばれたのは、課題図書「さるとびすすけ愛とお金とゴキZのまき」(宮西達也・作絵、ほるぷ出版刊)をとりあげた大阪府高槻市立真上小学校4年の市川翔子さんの作品です。ニンジャがっこうで先生から、「一人前のニンジャになるために世界で一番大切なことは何か」と質問された「さるとびすすけ」らが巻き起こす奇想天外なストーリー。「すすけたちの愛のものがたり!」「ニンジャにたいせつなのはべんきょう?」「せいかく別々の2人の先生?!」「あぶないきょうてき?!」というキャッチコピーとかわいいイラストが、読者の興味をかきたてます。

受賞作
実際の本に付けてみました

 市川さんは入学以来320冊以上読んだというほどの本好き。「自分なら帯にどんなことを書こうかな」と考えながら読むことも多いそうです。今回は「忍者に興味があり、面白そうな内容だったので」この本を選びました。自分が伝えたいと感じたことをノートに全部書き出して絞り込み、字の太さや色づかい、イラストなど、デザインにも気を配って仕上げました。「入賞はびっくりしました。来年は自分が作った帯を付けた本が本屋さんに並ぶように頑張ります」

 表彰式ではベルマーク財団の平井公・常務理事から市川さんに賞状と副賞の図書カードが手渡されました。同図書館では、入賞作品とともに、惜しくも入賞には届かなかった作品の中の優秀作も11月15日まで展示されています。

 入賞者一覧と主な入賞作は、大阪府書店商業組合のホームページ(http://www.osaka-books.ne.jp/)でご覧になれます。

平井常務理事から賞状と副賞が贈られました


 ベルマーク賞の創設を機に、同組合に加盟する大阪府内の約250の書店がベルマーク収集への協力をスタートさせました。ご家庭や職場などで集めたマークを、書店の店頭にある回収箱に入れてください。まとめて財団に寄贈され、へき地や被災地など、ハンディのある学校の教育設備・備品の購入に役立てられます。

入賞・優秀作が展示された会場

ベルマーク商品

きのこキャベツミックス 220g

ベルマーク検収

今週の作業日:3/25~3/29
1/30までの受付分を作業中