「大使」にあいおいニッセイ同和損保・金杉さん/PTAでベル係やりました
(2016/07/10)印刷する
大地震などの災害は避けられませんし、被害はもとのとおりには戻せません。しかし、保険の仕組みで経済的な解決を提供し、復旧を早めることができます。損害保険の使命はそこにあるそうです。
4月の熊本地震では翌週に現地入りし、震度7に襲われた益城町をはじめ被災地の状況を調べました。
一ヶ月半で2万件の被害報告に対し、98%の支払いを完了したそうです。
「こういう時こそ素早く」と社員に声をかけました。
ベルマークとのつながりは、小学生のときからです。「やっていました」と楽しそうにふりかえります。
それにもまして「私、子どもが4人いるのですけど、娘が小学生のころ、PTAのベルマーク係を何年もやりました」と、親としてのかかわりが長いそうです。
週末に学校に集まり、協賛会社ごとの仕分けに「大変な思いをしました」と率直に、負担を語ります。
そして、マークをつける側になりました。
自動車保険や火災保険を中心に、最高100点までつけています。「10点単位でおつけできるのは凄いことだと、集めていたから分かる点数の重さです。でも、0.1点台で集まるマークも大切ですね。手作業で集める形は残していただきたい。仕分け作業を企業が肩代わりする貢献をしてもいい」と応援します。
損保会社は、代理店を通して様々な会社とつながりがあります。
「今の時代、どの企業も社会貢献をしたい。でも、何から始めていいのか。そんな時、収集箱を置くことが貢献の一歩になりますと勧めると、お話しやすい」
同社では、各地の支店長らが大使の代理として、地元企業や学校を訪れる際に、ベルマーク運動を紹介しています。毎年、社員と取引先であわせて200万点余を集め、被災地や地域の学校に寄贈しています。
ベルマークは教育への支援です。金杉大使は「ほかの子と違うことを良しとする、ほかの勉強が出来なくてもこれができる、を評価する。そういう個性豊かな人で構成される社会をめざしたいですね」と感じているそうです。