「ベルマーク大使」仕分けボランティア会長の三田靖子さん
(2016/01/15)印刷する
三田靖子(さんだ・やすこ)さん。ベルマーク仕分けボランティアグループ「火曜会」会長。75歳。元愛知県職員、同県岡崎市在住。2014年から現職で6代目の会長。火曜会は1987(昭和62)年、市民が集めたベルマークを仕分け・集計するために主婦を中心として発足し、仕分けボランティアグループの「草分け的存在」です。
火曜日の仕分け 楽しくて/三田靖子さん
「持ち前の元気と明るさで、ベルマーク運動の素晴らしさを多くの人たちに伝えたいですね」
仕分けボランティアグループ「火曜会」会長の三田靖子さんは、満面の笑顔で抱負を述べました。
三田さんは、愛知県職員として農業従事者を育成する部門で働き、大手ゼネコンの現場事務所にも勤めました。「社会のために、微力でも貢献したい」。そんな思いが募ったのは60歳を過ぎてから。
地元岡崎市のボランティア協議会の「ボランティア講習会」を受講しました。そこで、ベルマーク運動で活躍するボランティアグループ「火曜会」の存在を知り、迷わず入会しました。
火曜会は1980(昭和55)年、市内の児童養護施設を支援するため、わずか3人で活動をスタート。以来、市内分とベルマーク財団からの委託分を合わせて仕分け・集計したベルマークは、記録に残る約29年分の累計で3280万点にのぼります。
2014年、6代目の会長に選ばれました。「大使のお役目を与えられ、とても光栄なことです。私たちの地道な活動が認められて、大きな励みになりました」
現在、会員は50代から80代までの女性24人。毎週火曜日の午前10時から午後2時まで、都合の良い時に参加してもらっています。気心の知れた仲間たちとの語らいと、ベルマークの仕分け作業。「何物にも代えがたい貴重な居場所です」
自ら率先して、市内のイベントなどで、ベルマーク運動の仕組みや意義を市民に積極的に紹介。普及に力を入れています。
三田さんは、「ベルマークを仕分けするだけではなく、企業や団体と連携しながら、ベルマークを集める活動にも携わることができれば」と話し、ベルマーク大使として新たな役割を探ることにしています。 (峰正明)