「ベルマーク大使」ジブラルタ生命保険の松本哲さん、「学校のため」アイデア次々


(2016/01/15)印刷する

 松本哲(まつもと・あきら)さん。ジブラルタ生命保険教弘推進チームリーダー、52歳。同社のベルマーク協賛会社加入を手がけ、10年以上も「ベルマーク担当窓口」を務めています。会社ぐるみの「マーク仕分けボランティア」も仕掛け、チラシで作る回収箱、おこづかい教育の出前教室など「学校への貢献」を考えるアイデアマン。


へき地校への愛情を胸に/松本哲さん

 ベルマークを語り出すと止まりません。ジブラルタ生命の松本哲さんです。

 大使としての抱負を二つ挙げました。「1校でも多く、ベルマーク運動に参加してもらえるように働きかけます」「へき地校や特別支援学校への支援も、もっと広げていきたい」。深く、熱い決意が伝わってきます。

ベルマーク大使のバッジを財団職員から襟元につけてもらう松本さん

 キーワードは「すべては未来を担う子どもたちのために」です。

 原点は生い立ちにあります。松本さんの亡父は教師でした。新人としての最初の赴任地、そして、校長として初めて着任した学校はいずれもへき地の島でした。その間には教育委員会にも勤めましたが、松本さんは子ども心にへき地への父の愛情を感じました。「父はへき地での地元の人たちの温かさをいつも語っていました。役所からへき地に戻って、父は人間らしさを取り戻したようでした」

 この思いは、ベルマークとの関わりの中でよみがえります。ジブラルタ生命の顧客には、公立学校、とくにへき地校で働く教職員が多数います。松本さんはへき地校を回る中で、ある学校の掲示板でベルマーク新聞を見つけました。かつて自分も集めていたことを思い出しました。

 ベルマークを保険につけ、へき地校のために活用できないだろうか。業務の合間を縫って仕組みを研究し、財団と折衝し、会社を説得して2004年9月、生命保険会社第1号の協賛会社として加入にこぎつけたのでした。

 松本さんは10年以上、さまざまなアイデアを形にし、社内外でベルマーク活動に奔走してきました。社員による仕分けボランティアは、いま全国の多くの企業に取り入れられ、広がりを見せています。

 ジブラルタ生命では2015年度、へき地校への財団の出前授業のために100万円を寄付しました。新年度も続ける予定です。「もっと役に立ちたい。役に立つことをしていかなければいけませんね」

 ベルマーク大使のバッジは日々、スーツの襟元に光らせています。               (米内隆)

ジブラルタ生命がベルマーク財団に寄贈したベルマークの山。自社収集の分と仕分けボランティアの分と合わせ100万点を超えました。左端が松本さん=2015年4月7日、ベルマーク財団で

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