ベルマーク便りコンクール特別賞・精華小学校附属愛児幼稚園


(2021/01/27)印刷する

 岐阜県多治見市にある市立精華小学校附属愛児幼稚園(市原浩代園長、117人)が、初めての応募で特別賞を受賞しました。コロナ禍でいつも通りのベルマーク活動をすることは難しくなりましたが、時間に余裕ができたことを逆手に取り、お便りを作成しました。

下段左から杉村渚さん、木村奈実さん。上段中央が市原浩代園長、右が育友会会長の河合麻由美さん

 活動しているのは育友会の厚生委員の皆さん。ベルマーク活動の他に、資源回収や奉仕作業も担当している委員会で、今年度のメンバーは19人です。ベルマーク預金で買った備品や、資源回収で得た収益金は、子どもたちの園生活を充実させるために活用されています。

 例年、ベルマークは年4回、子どもたちを経由して提出してもらいます。回収袋は、子ども1人につき1袋です。回収月の10日までに提出をお願いし、集まったマークは厚生委員会が仕分けます。発送は年1回、12月に行います。収集には地域の方の協力も得られるよう、公民館に収集箱を設置しているそうです。


 新年度を迎えた昨年4月、コロナ禍により精華愛児幼稚園も休園となりました。感染拡大を防止するため、委員会活動も休止を余儀なくされました。しかし、「時間が生まれたおかげで、ベルマーク財団のホームページを丁寧に読み込むことが出来ました」と話すのが、委員長の杉村渚さん。ベルマーク便りコンクールのことも、しっかり調べてくれたそうです。

 厚生委員会では年度初めに、活動の要点をまとめたプリントを配布しています。しかし、ベルマークに特化したお便りはありませんでした。そこで「活動を保護者全員に知ってもらい、理解してもらう」ために、新たにお便りを作成することにしました。

「創刊号 ベルマーク」

 A3用紙いっぱいに情報が盛り込まれた「創刊号 ベルマーク」は、厚生委員の木村奈実さんが、全て手書きで仕上げました。「わかりやすく、読みやすく、親しみやすく」をモットーにしたそうで、とても読み応えがあります。

 マークの流れ、お金の流れ、協賛・協力会社の説明、2019年度の購入品と集票点数、運動が始まったきっかけ……と盛りだくさんな内容ですが、情報量が多くても、太字と細字、文字とイラストのバランスの良さが読みやすさにつながっています。手書きならではの温かさが読者の心を揺さぶります。

 園にある掲示板もベルマークの周知に活用しています。「ベルマークをあつめよう!!」という台紙に、ベルマーク手帳の協賛会社紹介ページを貼り付けています。1週おきに別の会社に貼りかえるそうです。

園の掲示板。左下がベルマークコーナー

 「子どもたちのために出来ること」を常に考え、実行している精華愛児幼稚園の保護者の皆さん。市原園長は「皆様のおかげで幼稚園に活気が生まれ、子どもたちが健やかに育っていることを実感している」と言います。コンクールの賞金の使い道は、資源回収で集めたアルミ缶を入れる箱の製作費です。設計から製作まで、すべて保護者が担ってくれるそうです。

 精華小学校附属愛児幼稚園は、2017年度に精華小学校附属幼稚園と愛児幼稚園が統合して創立。2019年度からは、精華小学校に隣接する新しい園舎での生活が始まりました。「精華小のお兄さんやお姉さんの姿を見て、小学校へのあこがれの気持ちが芽生えるようです」と市原園長。園舎のコンセプトは「ぬくもり つながり おもいやりのある幼稚園」で、木の香りや、明るい陽射しが特徴だそうです。

 市原園長は、子どもたちが遊びに意欲的に取り組む姿や、異なる年齢の子どもたちが積極的に関わり合う姿がほほえましいと感じています。そして、「子ども・保育者・幼稚園の環境・地域や家庭の良さを生かし、子どもが笑顔いっぱいで過ごせるよう、職員一同これからも頑張っていきます」と意気込みを語ってくれました。

ベルマーク袋にはクラスにちなんだイラストが描かれている
ベルマーク整理箱と一緒に
掲示板に貼りだしているポスター


ベルマーク商品

こどもがよろこぶ・かるい学習帳B5社会5ミリマスリーダー入り

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中