ベルマーク便りコンクール佳作・京都市立嵐山東小学校
(2019/01/16)印刷する
ベルマーク運動には2007年から加わっていますが、ベルマーク便りコンクールへの参加は今回が初めて。仕分け・集計作業の効率アップと負担軽減、集票点数増などを目指して今年度から始めた試みを広く紹介できれば、との思いで応募しました。
改革は、PTAでベルマークの実務を取り仕切る総務委員会(12人)が中心になって進めました。総務委を担当する本部役員、松本由希恵さんは、「仕分けや集計の作業がとにかく大変と聞いていたので、どうにかしたいと、知恵を絞りました」と話します。
まず変えたのは、マークの回収方法です。従来は、封筒に入れて月1回の回収日に子どもたちが学校に提出していましたが、新方式では、小物を収納・整理する壁掛けのウォールポケットを利用。市販のものに手を加えて、1階廊下の落し物置き場の横に設置し、ベルマーク番号ごとに分けたポケットに直接入れてもらうようにしました。
各ポケットには協賛商品の写真などをあしらっています。眺めているだけで楽しくなるポップなデザインで、協賛会社の見分けもつきやすいと評判です。心配していたマークの入れ間違いはほとんどなく、回収後の仕分けの手間が大幅に減りました。
ウォールポケットの上には、今年度に購入を予定している綱引き用の綱などの点数と、これまでに実際に集まった点数も掲示しています。
総務委員会のメンバーらは、「どうせやるなら、子どもたちが楽しく取り組めるようにしたかった。途中経過や結果が目に見えると、頑張ろうという気持ちにもなりますよね」と話します。
総務委員やボランティアのPTA会員が行なっていた協賛会社別の仕分け・集計作業についても、マークの縁カットやテープ留めをやめ、点数ごとに枚数を計算するだけというシンプルなやり方にしました。省力化によって、個々のボランティアに、より多くのマークの処理を頼めるようになりました。
テトラパックとインクカートリッジの回収も始めました。6月のベルマーク運動説明会の体験発表で、実績を上げている事例を知ったことなどがきっかけです。地域の回覧板でも回収を呼びかけ、テトラパックは夏場の2カ月間で12キロも集まりました。
児童数323人の小所帯だけに、あの手この手で点数アップに努めています。総務委員会が担当する行事で配るお茶はベルマーク付きの「生茶」。夏祭りのゲームの景品は、ウェブベルマークを通じて購入しました。
ベルマーク便りでは、こうした様々な取り組みを、折にふれてわかりやすくお知らせしています。子どもたちも読めるようにと、字を大きめにして、漢字はふりがな付きです。「活動ぶりをしっかりPRすることで、みんなのやる気をアップさせていこう」というのが、総務委員のみなさんの思いです。