ベル便りコンクール優秀賞 一宮市立今伊勢西小


(2014/12/24)印刷する

楽しく、わかりやすい紙面工夫/初応募で初受賞

 優秀賞に選ばれた愛知県一宮市の市立今伊勢西小学校(山田修校長、457人)は今回のコンクールに初応募して、いきなり初受賞を果たす快挙となりました。PTAの任意で編成されたボランティアクラブ。「ベルマーク運動への大きな励みになります」と喜んでいます。

優秀賞の盾を手に受賞を喜ぶ小森寿子代表(前列中央)とベルマーク☆クラブのメンバーたち

 岐阜県との境を流れる木曽川左岸沿いにある同校は、1975(昭和50)年に開校しました。当初には、PTAや児童会でベルマーク運動を展開していましたが、運動は長年にわたり休止になっていました。

 しかし、地元幼稚園でベルマーク運動に携わってきた保護者の有志たちが立ち上がり、「小学校にもベルマーク運動は必要」として、運動の再開を決めました。

 ベルマーク運動の趣旨に賛同してくれる保護者の方たちに、ボランティアとしての参加を呼びかけ、2009年に「ベルマーク☆クラブ」として発足しました。

手作りの独自ベルマークマスコット人形を置きながら、作業するクラブボランティアたち

 ☆は、「希望」と「クラブに入ってほしい」という願いが込められています。

 活動は年に9回。活動日は、ボランティアの都合を勘案して決めています。

 校舎2階の学習室に集まり、回収箱に集められたベルマークを仕分けし、発送作業を行っています。

 ベルマーク新聞の発行は随時。年度初めに、ベルマーク運動の意義や仕組み、収集方法について説明。ベルマーク運動への協力と集計ボランティアの参加を紙面で呼びかけています。

 紙面は、子どもたちにも読んでもらうために、できるだけ、平易に紹介。手書きのイラストを多く取り入れ、文章は自分の言葉で素直に表現し、読み手にとって、簡潔でわかりやすい紙面作りに努めました。

 小森寿子代表が、初代代表の牧谷佳代子さんと2代目代表の大井貴子さんのアドバイスを受けながら、編集しています。

 ベルマーク運動に対する保護者の意識を共有するため、ベルマーク新聞では、様々な情報を発信しています。

 「ベルマーク預金の使い方」もその一つです。学校の玄関に設置したベルマークブースにお買い物ガイドを展示。保護者や子供たちに購入を希望する商品に付せんをつけてもらい、付せんが多い商品を数点にしぼります。全家庭に投票用紙を配布し、得票の多い商品を購入します。

 それらの結果はすべて、ベルマーク新聞で紹介。新聞に寄せられた要望もできるだけ、運動に反映し、預金で購入した百人一首やディスゲッターを使って遊ぶイベントも実施。ベルマーク運動への認識が一層、深まりました。

 小森代表は「初めての応募なのに、こんな立派な賞をいただき、驚いています。新聞の枠にとらわれず、自由に楽しく編集しています。ボランティアクラブとして、今後の大きな励みと力になります」と喜んでいます。

 山田校長は「子どもたちのためにも趣向をこらし、分かりやすく作っているところが評価されたのだと思います。子どもたちのために、ベルマーク運動を任意のボランティアクラブとして再開していただき、感謝に堪えません。地道な運動ですが、今回の受賞は、大きな支えになるでしょう」と話し、クラブの方たちの尽力に感謝しつつ、受賞を祝福していました。

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