ベルマーク便りコンクール優秀賞 目黒区立碑小
(2014/12/24)印刷する
初めて応募 優秀賞 イラスト多用し、紙面に仕掛け
東京都の目黒区立碑小学校(喜多輝顕校長、556人)の「いしぶみベルマークだより」が、初めての応募で、「優秀賞」に輝きました。2013年度からの発行と日は浅いですが、保護者にベルマーク運動への関心を高めてもらおうとの狙いで写真、イラストを多用しての華やかな作りが特徴です。
碑小のベルマーク運動は1962年から取り組まれてきていますが、地道な活動が続いていました。というのは、保護者はPTA活動には熱心な半面、ボランティア活動への関心は低かったこと、またボランティア組織も人数に見合った活動に抑制してきたためです。「各教室にベルマーク収集箱があるけれど、集めているの?」という状態でした。
13年度、ベルマーク・ボランティアの代表となった倉部浩子さんは「学校予算に限りがある中、子どもたちが欲しがるボールなどを購入するにはベルマーク運動は欠かせない。そのためには、碑小でも活動に取り組んでいることを、保護者に訴えなくては」と活性化のため広報紙発行に着手しました。パソコンソフトのパワーポイントを使っての、B4判二つ折り、4ページの紙面です。
1面に前月の集計結果、点数と枚数の多いベスト5を掲載して、身近な商品にマークがついていることを知らせます。中面には、気づきにくいマークの案内(13年3月号)、キャラクターがデザインされたマークがあるのをご存知?(13年6月号)など、興味をそそる工夫をこらします。
生活に即して協力が得られるよう、バレンタインデーにちなみ、「ビスケットにチョコペンでメッセージを」「紙コップにシールやスタンプを貼ってラッピング」などハウツーを写真付きで掲載、マークつきのビスケットや紙コップ商品を紹介します。また、マーク付きのマヨネーズ、ギョウザの皮を使ってのレシピを紹介するなど、さりげなくマーク収集につながる仕掛けも込めています。
これらの情報、画像はベルマーク教育助成財団や協賛会社のホームページから得ています。
「知らなかったベルマーク情報」は保護者470家庭に徐々に浸透し、収集点数が増えました。11年度2万5676点、12年度2万1258点だった年間点数は、発行を境に13年度は前年度を約1万7000点も上回る、3万8182点と増え、14年度も12月集計時点で3万444点で右肩上がりに表れています。
こうして集められたマークを14年度はベルマーク・ボランティア十人ほどで整理に当たっています。5月から年間9回(4、8、3月休止)に回収、その日のうちに仕分けて集計し、ベルマーク教育助成財団へ送票しています。
「受賞を励みに、今後もベルマーク活動って面白そう、楽しそうと思っていただける紙面を続けてゆきたいです」。倉部さんは話します。