模範演技に時間を割いて/南三陸町立戸倉小学校で一輪車講習会


(2018/11/02)印刷する

 「模範演技をたくさん見せてほしい」

 10月26日、宮城県の南三陸町立戸倉小学校で開かれた一輪車講習会は、ちょっと特徴のある内容になりました。今年度ベルマーク財団が主催する7校の講習会の最終回。全校児童59人の半数近くが一輪車に乗れるとあって、体育館で「元トップ選手の模範演技を見て、今後の練習の参考にしたい」というのが、学校からのリクエストでした。

 先生は国際一輪車競技大会でそれぞれ優勝経験を持つ、おなじみ鈴木奈菜さんと須郷真弥さん。映画「グレイテスト・ショーマン」の音楽に乗って、フィギュアスケートさながらにスピンをしたり、フォークの肩に立つスタンディングの技を披露したりすると、子どもたちから拍手と歓声が‥‥、な、なぜか起こりません?

模範演技に子どもたちもビックリ

文字通りグレイテスト・ショーマン


 「あまりにもすご過ぎて、反応できないんですよ。異次元のものを見た、衝撃ですね」と髙橋俊之教頭が解説してくれました。

 「上手だなって思ったら拍手するんだよ」「声を出してもいいんだよ」と先生たちがリードすると、黙って目を見開いていた子どもたちに「生気」が戻ってきました。

 一つ一つの技の紹介にも時間を割きました。片足をペダルから離す「片足走行」、後ろに進む「バック」、足裏でタイヤを蹴って進む「タイヤ乗り」、両足をタイヤに乗せて足裏の押し付け具合でスピードを調整する「グライディング」、横倒しになっている一輪車を足で蹴って起こしながら手を使わずに飛び乗る「蹴り上げ乗車」、車輪を小刻みに前後させてバランスを取り上半身は同じ場所に留まる「アイドリング」、「連続スピン」や「ジャンプ」など。子どもたちは食い入るように視線を注いでいました。


 同小は震災の際、海の近くにあった旧校舎が津波に呑まれ、3年前、高台に新校舎が完成して再スタートを切りました。山を切り開いた校庭は広々としています。

 その校庭に場所を移して、実技指導が始まりました。初心者は鉄棒につかまって「基本のき」の練習。乗れる子どもたちはアイドリングに挑戦しました。友達の手につかまりながら「イチ、ニイ、イチ、ニイ」と前後に小刻みに動いてバランスを取ります。次に手を離して、どれだけ立っていられるか。あちこちから、「惜しい」「もうちょっと」と声があがります。

基本から
頭のてっぺんを上から引っ張られている感じよ
もうちょっとよ アイドリング
前後にイチ二イチニ


 「難しかったけど、須郷先生にアドバイスをもらってかなりできるようになった」と6年生の佐々木柚海(ゆあ)さんは嬉しそうです。

 「姿勢が大切なんです。一輪車は体幹ですよ」と遠くで見守っていた髙橋教頭が訳知り顔で解説するので、「ひょっとして?」とたずねると‥‥。「実は20代で一輪車を始めて、蹴り上げ乗車もアイドリングもマスターしました。転倒して右ひざのじん帯を切って、辞めてしまったんです。職員室でも子どもたちにも秘密にしてたんですが」

 さすが経験者、ご慧眼(けいがん)、恐れ入りました。

コーンの外側を回ってね
先生について来て
戸倉小学校

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