一輪車は「四つの自慢」の一つ


(2017/09/19)印刷する

岐阜県小川小で講習会、大技も見事に成功

 夏の風物詩「徹夜おどり」で知られる岐阜県郡上市の市立小川小学校(川尻裕一校長)で8月30日、ベルマーク財団主催の一輪車講習会が開かれました。全校児童7人の小さな小川小ですが、一輪車にはずっと力を入れていて、45年間取り組んでいる花壇作りや、PTAの手作りリンクで楽しむスケートなどと並んで、学校の「4つのじまん」の一つです。体育館には「一輪車がんばり表」があり、この春に1年生になった森まどかちゃんも、入学までに一輪車に乗れるようになったそうです。この日はお隣の同市立西和良小(松山美智枝校長)の全校児童5人も、スクールバスで40分かけて合流しました。

 

立派な「一輪車がんばり表」
小川小の「4つのじまん」

 

鮮やかな模範演技に子どもたちも大興奮

 指導はいつものように公認インストラクターの鈴木奈菜さんと須郷真弥さん。体の一部のように自由自在に一輪車を扱う模範演技に、子どもたちの目は釘付けです。まるでフィギュアスケートのような高速スピンには驚きの声が上がりました。小川小の子どもたちも負けてはいません。もうすぐ開かれる運動会に向けて練習してきた集団演技を披露。「行くよー!」「せーの!」の掛け声で、1年生から6年生までの心が一つになった演技に、鈴木さん、須郷さんも大きな拍手を送りました。

 

小川小の体育会用演技
横乗りの練習

 講習はまず基本から。一輪車にも前と後ろがあること、サドルの高さはおへその下辺り、ペダルは土踏まずではなく、その少し前、足の幅が一番広い辺りで踏まないとバランスが悪い、といった説明に先生たちも「なるほど」「知らんかった」と声が上がります。

 子どもたちは、片足をペダルに置いた状態からの「横乗り」を試みます。苦戦する子もいれば、あっという間にコツをつかむ子もいます。「ガンバレ!」「惜しい!」「あと少し!」「やった~!」。大きな歓声と励ましが体育館に響きました。

 後半は、上級生、下級生に分かれてそれぞれ、スピンと一人乗りの練習。最初の基礎の話にも出て来た背筋をピーンと伸ばした姿勢が大事だということが体で分かってきます。上級生たちは最後に、9人での「シンデレラループ」に挑みました。手をつないで走り、円になった後、最後尾の2人が作ったトンネルを潜っていくという大技です。最初はなかなか息が合いませんでしたが、須郷さんのアドバイスで次第に形になって来て、最後は見違えるほどの見栄えになりました。「せっかくだから、小川小・西和良小合同でこの演技を発表したいね」。校長先生たちのハートにも火が付いたようです。


 

大技「シンデレラループ」に挑戦

 閉会にあたっての感想のコーナーでは、子どもたちから次々に手が上がります。小川小の森奈々香さん(6年)は、「新しい技もできるようになった。スピンのコツも分かったので、何回も練習してできるようになりたい」と喜びと決意を語りました。鈴木さんが「ちょっとでも上手になった人?」と問いかけると全員が手を挙げました。「短い時間だけど、すごく頑張ってくれて嬉しかった。一輪車は何回も繰り返すことが大切。目標と自信をもってこれからも練習してください」という励ましに、みんな大きくうなずいていました。

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