山梨・小菅村で「クリオネ」先生が理科実験


(2016/11/14)印刷する

「おおー」とお父さんたちも拍手

 山梨県小菅村の村立小菅小学校で、「クリオネ先生」桑原尚司さんの理科実験が11月6日にありました。桑原さんはオホーツク流氷科学センターに学芸員として勤務しながらクリオネの研究を進め、8月には共同研究者と100年ぶりとなる新種を発見したばかり。新聞でそのニュースを見つけた鬢櫛(びんぐし)利和校長はじめ先生方や保護者も期待に胸を膨らませての授業となりました。

 この日は1・2時限に授業参観があり、3・4時限に全校児童29人と保護者、先生合わせて75人が体育館に集まりました。

ダイヤモンドダスト、見えるかな?
なかなかキラキラが見えないなぁ
「あっ、凍った」

 まずは、「ダイヤモンドダスト」の観察です。大気中の水蒸気が昇華してできる氷の結晶が朝日にキラキラと光り輝く自然現象で、北海道の内陸部では快晴の朝に見ることが出来ます。ドライアイスを砕いて発泡スチロールの断熱容器を使って人工的に発生させて、ミニ懐中電灯で照らします。氷点下10度以下に冷えないと生まれない上に、粒が細かいので、なかなか見えませんが、「あっ、キラキラ光った」「見えた、見えた」と声が上がります。

 次は「過冷却って何だ」。氷を細かく砕き、食塩を入れた水を満たした容器に水を入れた試験管を差します。氷点下以下になっても凍りませんが、氷を一粒落とすと、みるみるひび割れのように枝状の白い模様が出来て、凍っていきます。

過冷却実験で水が凍る瞬間に驚く子どもたち

 オホーツク海の断面図を示して、海水と真水が混ざった様子を説明した後、青い塩水の入った試験管を傾けて、透明の真水をスポイトを使って垂らしていくと、水と水が密度の違いで水と油のように、透明な水が青い水の上に浮かびます。

 そして、最後はお待ちかね、クリオネの登場です。ペットボトルに入った「氷の妖精」にみんな目を見開いて、興味しんしんです。

 授業後の質問でも、クリオネに関心が集まりました。

 「何年生きられますか」「どうやって捕まえるのですか」「どれくらい大きくなりますか」「北海道にしかいませんか」といった質問に、「生きられるのは、せいぜい2年」「網ですくいます」「8センチ近くになる種もいるけれど、オホーツク海の種類は1.5~2㌢程度、新種は体長8㍉でした」「国内では基本的にはオホーツク海だけです」と丁寧に答えました。

「お茶やサイダーも凍るか、やってみよう」
「わー、凍った」と保護者もびっくりした表情
「きれいに分かれた」。思わず拍手するお父さんたち

 各学年から感想の発表があり、6年を代表した古谷梨那さん(12)は「冷蔵庫で凍っている氷しか見たことがなかったので、凍る瞬間が見られてよかった」と話しました。

 「いろんな現象があるけれど、『当たり前』と思わないで、『当たり前じゃないんじゃないかな、なんでかな』と思って。こうじゃないかな、と予想すると、その通りでも、違っていても、どちらにしても発見がある。理科って、とっても楽しいです」と好奇心をもって、自分で考えて、仮説を立てて確かめる大切さをみんなに伝えました。

オオタカの原寸大の横長写真を披露する桑原さん
「クリオネは、何の仲間でしょうか?」
「いたいた、ちっちゃい」。泳ぐクリオネに目をこらす

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