閉校前の大分・上小で開講


(2016/09/20)印刷する

 「仏の里」の愛称でも知られる大分県国東半島にある杵築市(きつきし)立上(かみ)小学校で9月6日、ベルマーク財団の一輪車講習会が開かれました。運動会のプログラムに取り入れて、一輪車に力を入れてきましたが、来年春には山香小学校と合併して閉校になってしまいます。「子どもたちに上小学校でのステキな思い出を作って上げたくて」という小河正二校長先生の熱意から、講習会が実現しました。

まずは体慣らしから
頑張れ!ひなちゃん

 一輪車を手に体育館に集まった運動着姿の在校生はみんなで10人。6年生7人と4年生2人はもう慣れたものですが、今年転入してきたばかりの2年生のひなちゃんはまだうまく乗れません。世界を舞台に活躍するインストラクターの鈴木奈菜さん、須郷真弥さんの妙技に目を丸くした後、いよいよ実習です。上級生はもうすぐ開かれる運動会に向けて、鈴木さんの指導で大技「大車輪」にも磨きをかけます。

 ひなちゃんには須郷さんが付きっきりでマンツーマンの特訓です。体育館のステージの縁を支えにしながら、手を離して乗れる距離を少しずつ伸ばしていきます。「きちんと座って」「まっすぐ前を向いて」。須郷さんの優しいアドバイスが飛びます。

 ステージの上に等間隔に置いた工事用のコーンは、どれだけ乗れたかの目安です。「コーン一つ分長く乗れたよ、すごいね!」。べそが入りかけていたひなちゃんの顔がたちまち輝きます。

「横乗りのコツはね??」

 「横乗り」「蹴り上げ乗り」などの上級技に挑戦、さらには「大車輪」のコツもどうやらつかんだ上級生たち。ごほうびに鈴木さんが教えてくれた運動会用の新技に歓声がわきます。でもその合間にはステージの方をついチラチラ。ひなちゃんの頑張りが気になるようです。「運動会では一緒に一輪車に乗ろうね!」。みんなの眼差しには、そんな思いがこもっているようでした。

いくぞ!大車輪

ベルマーク商品

三温糖1㎏

ベルマーク検収

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