奈良県下北山村の小学校で一輪車講習会


(2014/12/10)印刷する

隣接の和歌山県の小学校も招待/友情深める

対面式であいさつする奈良県下北山小学校(左)と和歌山県北山小学校(右)の児童たち

 三重県と和歌山県に隣接する吉野山地にある奈良県下北山村の村立下北山小学校(28人、松田洋一校長)で9月5日、ベルマーク教育助成財団主催の「一輪車講習会」が開かれました。隣接する和歌山県北山村の小学校の児童たちも招待。一流のインストラクターたちの熱心な指導で、両校の児童たちが一輪車の技術をともに学び、両校の交流と友情を深めました。

 招待されたのは、和歌山県北山村の村立北山小学校(尾中伸彰校長)の全児童14人。

 一輪車講習会は、財団の名称を「教育設備助成会」から「ベルマーク教育助成財団」に改めたのを機会に、1997年から山間部や離島の学校を対象に全国各地で開催しています。下北山小学校が応募し、一輪車を通じて交流を深めようと、隣接する北山小学校を招待しました。

一輪車の乗り方から学ぶ児童たち

 指導したのは、全日本大会や国際大会で優勝や上位入賞の経験を持つ小山美由紀さん(ユニサイクルなぎさクラブ所属)と、浮谷奈菜さん(江戸川一輪車クラブぴえろ所属)。

 講習会は体育館で行われ、両校児童が初めて対面し、互いにあいさつ。松田校長が「一輪車を通じて、互いの友情を深めましょう」と呼びかけました。

 講習会では、一輪車に乗れない低学年の児童と、乗れる高学年の児童の二手に分かれ、指導を受けました。

 上手に乗れなかった子どもたちも、的確な助言と熱心な指導で短時間で乗れるようになりました。上手な子はさらに上達し、アイドリングや横乗り、集団での演技に挑戦していました。

指導を受けながら一輪車を楽しむ児童たち=奈良県下北山村の村立下北山小学校で

 また、遠慮気味だった両校の児童たちも、講習会を通じて仲よくなり、一輪車の演技を楽しみました。

 インストラクターの2人は「自信を持って取り組んでください」「今日練習したことをすぐにまた練習して、上の段階に進むようにしてください」と話していました。

 両校長は「これだけ一流の一輪車指導者に来ていただくのは、とても難しいこと。一輪車の基本を丁寧に教えていただき、かなりの上達をみせました。一輪車を通じて、両校の児童たちの交流と友情を深める貴重な場になりました」と話していました。

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