石川・珠洲市立大谷小中から感謝メッセージ


(2023/10/24)印刷する

 石川県の珠洲市立大谷小中学校(上田辰美校長、児童・生徒22人)から、寄贈したワンタッチテントと竹馬を活用している写真が、感謝メッセージとともに届きました。同校は今年度ベルマーク財団が支援した対象校です。

 大谷小中は、2016年に市内の西部小と大谷中が統合しました。1~6年生を前期課程、中学1~3年生にあたる7~9年生を後期課程とする小中一貫の義務教育学校として開校しました。

 日本海を望む校庭で9月に開かれた運動会では、早速ワンタッチテントが活躍しました。これまで使っていた竹馬は潮風などの影響でさびてしまったといい、子どもたちは新しい竹馬に大喜び。坂本香織教頭は「竹馬をしたことがなかった子もチャレンジしています」と話します。

 大谷小中のある珠洲市は能登半島の先端にある市で、のと里山空港からは車で約40分。市内には、日本で唯一残る「揚げ浜式」での塩づくりができる塩田があります。「揚げ浜式」とは、砂が敷き詰められた塩田に海水をまいて作る製塩法で、約500年前から続いています。坂本教頭によると、毎年夏休みになるとPTAが塩づくり体験を企画・運営し、全家庭が参加しているそうです。地域の人たちは、塩の結晶の観察などをしながら、塩づくりへの理解を深めています。

 塩田で使う砂を遠方から子舟で運ぶ時に歌われてきた「砂取節」も、この地域で歌い継がれています。運動会では、砂取節保存会の歌にあわせて児童生徒や保護者、地域の人たちが一緒になって踊ることが恒例になっています。

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