北海道・八雲町立熊石中から感謝メッセージ


(2023/10/17)印刷する

 財団が今年度支援したへき地学校、北海道八雲町立熊石中学校(田手淳校長、生徒26人)から寄贈した備品を活用している写真とお礼のメッセージが届きました。

 ミシンを使って作品を仕上げている姿、ラインカーで引いた白線に沿って懸命に走る姿、ワイヤレスマイクを手に持って舞台に立つ姿……。いずれも、財団が寄贈した備品を使っている場面です。

 学校生活の様子を聞かせてくれたのは吉田友樹教頭です。まずは10月4日に開かれた全校マラソン大会。生徒は各自、目標タイムを定め、先生がグラウンドに作ってくれた3キロのコースを走りました。「新しいラインカーのおかげで、コース設営の時間を短縮ができ、作業も楽になりました」。

 9月には文化祭があり、保護者や地域の方など70人近くが学校に集まりました。そこで活躍したのが新しいワイヤレスマイク。「調子の悪かったマイクを新調することができ、大盛況の文化祭になった」とのことです。

ミシンは裁縫の学習に
ラインカーはコース設営に
文化祭ではワイヤレスマイクを使って発表

 最近、校内で話題になっているのが、今年度の「科学の甲子園ジュニア北海道大会」で2年生のチームが優勝したことです。科学に関する知識を問う筆記競技と実技競技にチームで取り組み、成績を競う大会で、北海道大会には78チームがエントリーしました。2年生のチームは、12月に兵庫県で開かれる全国大会への出場が決まっています。そんな生徒たちが特に喜んでくれたのが、財団が今回寄贈した顕微鏡でした。

「科学の甲子園ジュニア北海道大会」表彰式

 北海道南西部の渡島半島の中央に位置する八雲町。JR八雲駅のある地域は太平洋に面する一方、同校のある熊石地域は日本海に面していて、高台に建つ同校からは広い海が望めます。道南は比較的温暖な気候ともいわれますが、「日々自然の豊かさに包まれているものの、時に自然の厳しさを感じるときもあります」と吉田教頭。生徒たちは、曇りや雪の日が長く続く熊石の冬に鍛えられているようです。

ベルマーク商品

鉛筆削り

ベルマーク検収

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