へき地教育研究大会が開催/高知


(2017/11/14)印刷する

 

 山や島の学校で教える先生たちが集う「第66回全国へき地教育研究大会」が11月1日と2日、高知県で開かれました。毎年秋に開いており、今年は全国から約950人の先生たちが参加しました。「ふるさとで心豊かに学び、新しい時代を切り拓く子どもの育成」をテーマに、教え方の工夫を発表し、意見を交わしました。

 高知市で開かれた全体会では、いの町立長沢小学校と本川(ほんがわ)中学校の子どもたちが伝統の「本川神楽」を舞って、全国から集まった先生たちを歓迎しました。地元生まれのフリーアナウンサー福留功男(ふくとめ・のりお)さんは、故郷の山や川で遊んだ体験を記念講演しました。

 二日目は県内8会場に分かれて、小中学校の公開授業がありました。ベルマーク財団が訪れた中土佐町立大野見(おおのみ)小学校(古谷智史校長、児童37人)と大野見中学校(岡村光幸校長、生徒17人)は、四万十川の源流がある山間地にあります。同じ敷地にあり、体育館は小学校と中学校の間にあって共用しています。

 大野見小学校の複式授業は、参観の先生たちが廊下やベランダにあふれるほどの人気でした。担任の先生が、三・四年生あわせて10人の子どもたちに、学年の違いを超えて巧みに「小数」を教えていました。大野見小学校には今年、ベルマーク財団から「逆上がり補助器」などが贈られました。

 大野見中学校では、一年生から三年生まで合同の「道徳」の公開がありました。もの忘れがひどくなってきたおばあちゃんの話を教材に、家族がどう接したらいいかと、意見を交わしました。こちらもたくさんの先生が囲んで、授業の方法を研究していました。

神楽を舞う、高知県いの町立長沢小学校と本川中学校の子どもたち

ベルマーク商品

「バヤリース」オレンジ PET 1.5L

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