5年間で100万点積み上げ/ 堺市立金岡小学校 800万点


(2019/01/17)印刷する

 大阪府堺市北区の市立金岡小学校(中里昭宏校長、児童数約1100人)が1961年から集め続けてきたベルマークの累計点数が、昨年11月に800万を超えました。700万点を達成した2013年から5年間で100万点を積み上げました。

 PTAでベルマークを担当しているのは、各学年1人の学年代表と全31クラスの学級代表で構成する学年委員会。本部役員の泉池まゆみさんが取りまとめ役を務めています。

 

PTA本部役員の泉池まゆみさん(前列右端)と学年委員会のみなさん

 マークの収集は年4回。子どもたちが学校に持ち寄ります。1、2年生は授業が始まるまで、PTAの学年委メンバーのサポートを受けながら自分たちで協賛会社別に仕分けをします。3年生以上の児童はクラスの回収箱に入れます。それを学年委メンバーが回収し、その日のうちに学校で仕分けます。点数計算は担当企業を決め、それぞれの自宅で行なっています。

 回収箱は、地域の公民館やスーパー、保育所などにも置かせてもらっています。少しずつ増やしており、今年度は18カ所に及びます。とくにテトラパックの紙容器は、地域の人々が積極的に協力してくれており、回収量が年々アップ。10キロ詰めの段ボールを1年に20~30箱も発送できるようになりました、

 PTAの行事で配るお茶はベルマーク付きの「生茶」を選び、その場ですぐにマークをはがしてもらって回収するなど、細かい努力も重ねています。

 

収集日の仕分け作業。ベルマーク番号を記した紙コップを使います

 

テトラパックの紙容器も毎回たくさん集まります=いずれも堺市北区金岡町の金岡小学校

 昨年度の集票点数は約16万3千。府内3位、全国でも73位という多さでした。市内屈指の大規模校という事情もありますが、「地域を含めて、『子どもたちのためにベルマークを集めて役立てよう』という意識と関心の高さを実感します」と泉池さんは言います。

 今年度は日本テトラパックの「『アルミ付き紙パック回収チャレンジ』キャンペーン」で「継続は力で賞」に輝きました。賞品は、紙パックをリサイクルしたボックスティッシュで、全校児童に5箱ずつ配ることができました。「回収作業は楽ではないけれど、『やってて良かったな』とみんなで喜び合いました」

 一方で、働くお母さんが増える中、ベルマーク運動を担う人たちの負担をさらに減らしていかなければ、とも感じています。マンモス校ゆえ、運動がどこまで浸透しているのか計り難い面もあるといいます。「ベルマークはとても意味のある取り組みだと思います。必要性を理解してもらい、これからも続けていくためにも、みんなが無理せず楽しくできるように工夫を重ねていきたいですね」

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ベルマーク検収

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