豊中市立大池小が900万点達成


(2018/11/15)印刷する

 1964年からベルマーク運動に参加している大阪府の豊中市立大池小学校(児童数706人)の累計点数が7月に、府内で初めて900万を超えました。9年で100万点を積み上げました。

 ベルマークの回収・集計を担当しているのは、PTA施設委員会の12人。春休みと夏休み以外はほぼ月1回、学校に集まっていますが、年間の活動日が決まっていて作業内容もわかりやすいことから、毎年人気が高く、抽選でメンバーを決めています。今年の競争率は約8倍だったそうです。

右から、PTA施設委員長の今井友美さんと副委員長の橋本道子さん、渡辺浩校長。右端の大きな箱は手作りの回収ボックス

 月初めに全校児童に回収用の封筒を渡し、ベルマークとインクカートリッジを入れて提出してもらっています。これ以外の時に持ってきてもいいように、学校の玄関には手作りの大型の回収ボックスを設置しています。さらに周辺の電気店やスーパー、郵便局、コミュニティーセンターなど7カ所にも回収箱を設け、月に1度、集めに回っています。

 こうして収集したベルマークは、施設委員会の活動日にベルマーク番号ごとに分け、メンバーが分担して各自宅で集計。翌月の活動日に持ち寄り、まとめて財団へ発送します。

 毎年10万点前後が集まっており、子どもたちの意見も聞いて、一昨年は一輪車8台と全クラス分のボール、昨年は卓球台と大型整理台車を購入しました。渡辺浩校長も「大助かりです」と喜んでいます。

 900万点達成について、施設委員長の今井友美さんは「積み重ねのすごさを実感します」。たくさんのマークが集まるのは、子どもにも保護者にも「集めよう」という気持ちが浸透しているためで、回収袋を毎月渡ししていることが意識付けにつながっているのではないか、とも言います。

 「地域の協力も大きい」と話すのは、副委員長の橋本道子さんです。一昨年創立80周年を迎えた、街なかにある伝統校で、子どもの見守り活動などにも住民のボランティアが積極的に協力してくれています。そうした地域との深い関わりが、ベルマークの収集にも生かされているというのです。電器店が関係先にも呼びかけてたくさんのインクカートリッジを集めてくれたり、お年寄りがこつこつと貯めたマークを学校に持ってきてくれたり。「本当にありがたいです」。900万点には、地元の人々の熱い思いも込められています。

 いま力を入れ始めているのはウェブベルマークです。夏休み前に児童を通じて全家庭にチラシを配り、登録と利用を呼びかけました。今後もPRに努め、次の1千万点につなげたいと考えています。

校舎は阪急豊中駅から徒歩3分の街なかにあります=いずれも大阪府豊中市本町1丁目

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