滋賀県長浜市立長浜小学校が800万点/自作キャラクター「べるぼくん」が活躍/震災支援も忘れず


(2015/12/04)印刷する

 滋賀県長浜市の市立長浜小学校(勝木俊次校長、928人)のベルマーク送票点数が約53年をかけて、累計で800万点を超えました。県内で11番目です。PTAと児童会が両輪となって活動し、保護者ボランティアや本部役員の人たちもサポートしています。児童たちから募集したベルマークキャラクター「べるぼくん」が広報活動に活躍、震災支援も継続しています。

ベルマークキャラクター「べるぼくん」を描いた回収箱で、ベルマークの収集を訴える児童会ボランティア委員会の役員たち

 ベルマーク運動を担当しているのは、児童会の「ボランティア委員会」と、PTAの「厚生委員会」(西脇朝世委員長、31人)です。ベルマークのボランティアとして募った保護者8人と本部役員もサポートしています。

 ボランティア委員会は、5、6年生で構成されています。ベルマーク運動を推進するため、2009(平成21)年に全児童からベルマークのキャラクターを募集し、はさみとベルマークを持った「べるぼくん」が誕生しました。べるぼくんのキャラクターを活用しながら、全児童にベルマーク運動への協力を呼びかけています。

 毎月第1月曜日を「ベルマークの日」として、各クラスでベルマークを集め、ボランティア委員が収集しています。委員たちは活動日などに各クラスのベルマークを集め、収集袋にお礼のスタンプを押して、袋を児童に返却しています。

児童が集めたベルマークの収集封筒には、「ありがとう」「Good」のゴム印がおされます

 整理作業は、PTAの厚生委員会にバトンタッチされます。「厚生委員会だより」を不定期に発行し、ベルマーク運動の流れやベルマークを切るときの注意点などを周知しています。厚生委員は毎月1回午前中に集まり、ベルマークの仕分けをしています。ベルマークボランティアの人たちやPTAの役員たちも手伝ってくれています。

 集計は、西脇委員長と副委員長2人が担当しています。

 校内の児童昇降口には、ベルマークやインクカートリッジ、テトラパックの専用回収箱が設置され、保護者が来校した際に、気軽に入れてもらうように工夫しています。

 東日本大震災の被災校を支援するため、公民館やスーパー、薬局など数カ所に、点数の高いインクカートリッジの回収箱を設置して、地元住民の協力を求め続けています。

仕分けする厚生委員のみなさん

 西脇委員長と川上未鈴・前委員長(副会長)は「皆さんの支えが大きな力になっています。ベルマークボランティアを務めたことがあり、保護者同士のコミュニケーションや親子の大切な会話の場になっています」と話しています。

PTAの四塚幸一会長も手伝ってくれます

 PTAの四塚幸一会長も「活動を絶えることなく続けてきた歴代の多くの保護者の方々の努力の賜物です。ありがたいことです。今後も、運動の意義を伝えながら頑張っていきたいです」と話しています。

 同小は、JR北陸本線長浜駅から東に約800メートル離れた中心街にあります。1871(明治4)年に、県内で最初に開校された小学校です。校歌には「東の空に伊吹山」「西には光るびわの湖」と歌われています。

 「かがやく瞳はずむ声」を合言葉に、「自学」「共生」「耐力」を育むことに力を入れています。全校あげてのあいさつ運動や、「友だちの日」を通じて、学級の仲間を大切にする集団づくりに努めています。

 勝木校長は「多くの卒業生や保護者の皆さまのご努力に感謝申し上げたい」と話しています。

PTA厚生委員会とベルマークボランティアの皆さん。勝木校長(前列左)と西脇委員長(同中央)、四塚PTA会長(同右)を囲んで

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