400万点達成・さいたま市立土合小学校


(2015/03/20)印刷する

創立123年の歴史の隣で、ベル運動ももうすぐ半世紀/お買い物も順調に

 埼玉県さいたま市桜区の土合(つちあい)小学校(野沢康久校長、838人)が、ベルマーク累計400万点を突破しました。創立123年の歴史をもち、親子三世代で通う家庭も多くある、地域に根づいた小学校です。

学年委員のみなさん。感謝状を持つのが学年委員長の高野さん、向かって右隣の2人が副委員長の橋本友美子さんと山岡房子さん

 ベルマークの集計は年に3回、学期末にPTA学年委員(高野理映子委員長、26人)の活動の一環として行っています。学期末が近づくと、学年委員が作った手紙や先生からの連絡帳コメントで各家庭に収集を知らせます。児童たちは1人1枚ずつ配布される封筒にマークを入れて学校に持ち寄り、教室内に設置されている「ベルマークポスト」にクラス分のベルマークが集められます。

各教室にある「ベルマークポスト」

 近隣のスーパーや薬局にも回収ボックスを置いてもらい、ここでも毎回4~5クラス分に値するベルマークが集まるそうです。

 この時点では、まだ協賛会社のマークも点数もすべてが混ざっている状態です。それをクラスに1人ずついる学年委員がいったん自宅に持ち帰り、1クラス分のマークを協賛会社・点数ごとに整理します。マークは裏にセロテープを貼り、5枚か10枚にまとめます。そして学期末の学年委員会で、各クラスで出た余りの点数をあつめて再度5枚ごと・10枚ごとにまとめていきます。

歴代引き継がれてきた整理グッズ

 学校での作業では、豆腐やゼリーの空き容器を再利用して、協賛会社ごとの仕分けをわかりやすくする工夫がされていました。これらは、ベルマークを集計する際の“便利グッズ”として歴代委員に引き継がれているそうです。

 学期末の作業は働くお母さんでも出席しやすい午前中に行われ、その日集まったものをその度に財団へ発送しています。

 学校に長年続くしっかりとしたベルマーク運動のシステムで、お買い物も順調です。一部をベルマークで購入した、各クラスに1台ずつ揃う加湿器で、昨年はインフルエンザの影響もぐっと少なかったそうです。

加湿器は現在31台。一部はベルマークで購入しました

 また、「健康面を助ける加湿器も大切だけど、児童たちが日ごろ楽しんで使用できるものを」という思いで、大玉ころがし用のボールも購入しました。「みんなであつめたベルマークで、こんなものを買うことができました」ということで、先生から児童代表への贈呈式も開かれ、今年秋の運動会で使われる予定です。

 同校はさいたま市の西側にあります。夏休みには学校で催す納涼大会で打ち上げ花火や出店を楽しみ、秋にはわら細工の講習会が人気です。校内を樹木や花々が彩り、児童たちが季節を感じながらにぎやかに通っています。

ベルマーク商品

KGスキンタッチコットン(女児)

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中