600万点達成・さいたま市立蓮沼小学校


(2015/02/17)印刷する

毎月のように活動日/開校と同時に参加し40年/PTA、学校、地域が協力

 さいたま市見沼区にある市立蓮沼小学校(星野好男校長、807人)がベルマーク点数累計600万点になりました。開校と同じ1974年に運動に参加して40年、PTA、学校、地域の協力が実りました。

600万点の感謝状を持つ佐藤厚生部長、星野校長と厚生部の皆さん

 夏休み、冬休みなどを除く毎月第2火曜がベルマーク活動日で、収集と仕分けをします。前日に回収袋を担任の先生のお便りと一緒に、子どもたちを通じて家庭に配り、当日朝にはプラスチックのケースに入れてもらい、回収します。

クラスごとの回収ケースにはベルマーク袋配布と収集の日程が貼られています

 回収したら協賛会社別の仕分けとベルマークの切りそろえをします。PTA厚生部(佐藤弥生部長、24人)のメンバーと、各クラス1~2人の協力員が校内の研修室に集まります。協力員は、役員は無理でも、通学路パトロールや運動会の日の交通整理など自分の出来る範囲で年1回、PTA活動に参加するやり方です。

 「1時間たち、業間の休み時間になりましたので、クラスごとのケースを返しに行ってください」。中央のテーブルに座った厚生部員が、進み具合を見ながら声をかけます。訪れた日は全部で25人が、協賛会社別に分かれた4つのテーブルで向き合いながら作業をしていました。

 黒板には「仕分ける」「まとめる」など項目別の注意が書かれた「ベルマーク整理手順」という紙が貼られています。協賛会社ごとのベルマークを入れるのはイチゴパック、切りくず入れはチラシ広告を利用した手製の箱です。お母さん方が多い中に男性も3人。娘さんの代わりに来たという女性は「娘が小学生の頃、ベルマークを集めていたことを思い出しました」と話していました。皆さん、切りそろえたベルマークを同じ点数ごとにセロテープを使い10枚ずつ貼っていました。次の集計をやりやすくするためです。作業は2時間ほどで、昼食前には終わります。

 インクカートリッジや紙容器もこの日に持ってきてもらい、回収します。集計は学期末に厚生部全員で行い、念入りな確認後に部長が財団に送ります。

協賛会社ごとのベルマークが配られる中、仕分け作業が行われます

 地域の協力も大きな支えです。7年前、医院に収集箱を置かせてもらったのを皮切りに、今では、医院、スーパー計7カ所に増えました。ベルマーク預金で、これまでに長机、掛け時計、紅白幕などを購入しました。

 「600万点はすごいこと。40年という長い間の積み重ねでここまで来たんですね」。佐藤さんたち厚生部のメンバーは感慨深げでした。

 同小は東武野田線七里、大和田駅の中間の住宅街にあり、近くには見沼区役所、大宮東図書館、大宮武道館、サッカーやテニスコートのある堀崎公園などの公共施設が集まっています。まだ雑木林など緑豊かな環境も残ります。教育目標は「かしこく」「やさしく」「たくましく」で、金管楽器バンド「蓮沼ファンタジーバンド」は関東大会や全国大会で何回も入賞、マーチングの大会でも活躍しています。

ベルマーク商品

プチポテトうすしお味

ベルマーク検収

今週の作業日:4/22~4/26
2/19までの受付分を作業中