600万点達成・福井市和田小学校
(2015/01/22)印刷する
ベルマーク部新設して強化、活動場所を任意選択/集票力が着実にアップ
福井市の和田小学校(河合恭江校長、600人)のベルマーク送票点数が、累計で600万点を超えました。約48年をかけての達成で、県内で6番目です。PTAに「ベルマーク部」を新設して活動を強化。仕分け集計の活動場所も学校か自宅かを任意で選択できるようにしました。児童会も支援しており、地域の協力を得ながら集票力を着実に伸ばして、大台到達の実を結びました。
ベルマーク運動を担当しているのは、PTAのベルマーク部(柿谷修代部長)。
ベルマーク活動はこれまで、厚生部が担当し、教養部が協力してきました。東日本大震災を機に、「ベルマーク運動を強化して、困っている人たちを支援したい」という思いが強まり、厚生部からベルマーク活動を分離。「ベルマーク部」を一昨年4月に新設しました。
さらに、部員の負担を軽減するため、各家庭の事情を勘案して、活動作業場所を学校にするか、自宅にするか、任意で選択できるようにしました。現在、部員は83人。このうち、15人が学校で、68人が自宅での活動を選びました。学校での活動日は原則、毎月第3火曜日の午前中。ベルマークの仕分け作業をしています。自宅での活動を選んだ部員は、ベルマークを公平に分担して集計作業をしています。
今年度から、点数の高いテトラパックの回収にも力を入れ、校舎児童玄関に専用の回収ボックスを設置しています。児童会の「エコボランティア委員会」も活動を支援しています。委員たちが、委員会活動日を利用してベルマークの仕分けを手伝っています。
地元の郵便局4局と公民館もベルマーク活動に協力。ベルマーク回収箱を設置して、地元住民にベルマークの収集を呼びかけています。
これらの改善と協力により、ベルマークの集票力は着実にアップしてきました。
年度末に一度、発送作業をしています。昨年度には、大テントを購入しました。
柿谷部長は「多くの先輩たちの協力の賜物です。震災支援は忘れてはならない大切なこと。ベルマーク運動説明会でも教えてもらいました。子どもたちとともに、理解しながら支援していきたいです」と話しています。
同校は、JR福井駅から東南に約2キロ離れた住宅街にあります。1872(明治5)年の開校で、歴史のある学校です。
「豊かな心の育成や確かな学力の向上、健やかな体の育成」を教育目標にしており、家庭や地域との連携を大切にした信頼される学校づくりに努めています。
河合校長は「多くの保護者の方々の努力と汗の結晶です。PTAの方々がベルマーク部を新設したことで、子どもたちにも、その熱い思いが伝わり、頑張っています。今後も、ベルマーク運動の意義を子どもたちにアピールしていきたいです」と話しています。