600万点達成・福井市日之出小学校
(2015/01/19)印刷する
昼夜2部制、「仕分けボランティア」の保護者がサポート/児童や担任が協力、地元も支援
福井市の日之出小学校(加藤桂子校長、347人)のベルマーク送票点数が、累計で600万点を超えました。約52年をかけての達成で、県内で12番目です。仕分けボランティアがサポートし、児童や担任もクラス分を仕分け。地域も支援しており、大台到達の実を結びました。
ベルマーク運動を担当しているのは、PTAのベルマーク委員会(平沼美佳委員長、3人)。「ベルマーク回収日」を毎月1日に設定しています。
この日にむけて、児童たちがベルマーク回収袋を自宅に持ち帰り、ベルマークを家族ぐるみで収集。回収袋に入れて登校します。各クラスには仕分けケースが用意されており、授業の合間を見ながら、担任教諭と児童たちが分類します。分類されたベルマークは会議室に持ち込まれ、ベルマーク委員会にバトンタッチされます。
各クラスの学級委員がベルマーク活動を担っていますが、人数が足りないため、ボランティアを保護者から募っています。
作業日は毎月第1火曜日。働いている保護者も多いことから、昼夜2部制を採用。保護者の事情に応じて、どちらかの時間を選んでもらっています。
作業場所は会議室。昼の部は、切り取りや仕分けの作業をします。授業の合間に児童たちが顔を出し、手伝ってくれています。夜の部は集計作業です。児童たちが保護者に付き添って、家族ぐるみで作業をしています。
山本智裕教頭は前任校でベルマーク活動をした経験があり、日之出小学校でも、仕事の合間にPTAの仕分け作業を手伝っています。「得意技」は、セロテープにベルマーク10枚を一気に張り付けるもの。短時間でできるため、保護者たちも参考にしています。
地元も協力的です。校区内に三つある保育園や公民館、量販店がベルマーク回収箱を設置してくれています。
年に2回、ベルマークを発送しています。これまでに、ボールやスポーツタイマー、黒板ふきクリーナー、鉛筆削り器などを購入しています。
平沼委員長と梅津智美副委員長は「歴代の役員の方々や地域の人たちの努力の賜物。子どもたちに還元できる喜びを糧に、今後も頑張っていきたいです」と話しています。
同校はJR福井駅から北東に約1キロ離れた住宅街にあります。1928(昭和3)年の開校です。「よく学び深く考える子」「健康でねばり強い子」などを教育目標に、校庭を週に1回走る活動や、百人一首や新聞を読む「カルチャータイム」などの活動を実践しています。
加藤校長は「ベルマーク活動が保護者や地域のみなさまのご協力で、何十年も続いていることに驚かされるとともに、毎年支えてくださったPTAの担当のみなさまに感謝申し上げます」と話しています。