500万点達成・浜松市立与進小学校


(2015/01/14)印刷する

クラス役員が自宅で集計/組対抗で集票力アップ/1位のクラス全児童に記念品贈呈

 論語から校名を引用した静岡県浜松市の市立与進小学校(外渡山裕康校長、990人)のベルマーク送票点数が約45年をかけて、累計で500万点を超えました。PTAのクラス役員が自宅で仕分け集計し、クラスで対抗。1位クラスの全児童に記念品を贈呈しており、集票力もアップしました。効率化した活動で大台到達の実を結びました。

学年別に分かれて仕分け集計作業をするクラス役員たち

 ベルマーク運動を担当しているのは、PTA(永吉研哉会長)と学年部(藤坂麻里部長、62人)。各クラスから役員2人が選出されて編成。伊藤美香・総務部長と学年総務らがサポートしています。

 同校では、毎月15日を「ベルマークの日」に設定。各クラスにはベルマークの回収箱が常設され、この日に向けてベルマークを集めています。また、学校の昇降口には、点数の高いインクカートリッジやトナー、テトラパックを回収する専用箱も置かれています。

 学年部が発行する「ベルマークだより」や、校内に学年理事たちが掲示したベルマーク推進ポスターなどで、ベルマーク運動への協力を呼びかけています。

 回収日は年に8回。各クラスで集められたベルマークは、クラス役員の子どもがそれぞれ自宅に持ち帰ります。クラス役員は、自宅で時間のある時に、クラスのベルマークを仕分け。会社ごとに集計して保管します。家族ぐる

みで楽しく、仕分けする家庭もあるそうです。

 「学期末集計」が年に3回(7月、12月、3月)あり、自宅でまとめたベルマークをクラス役員が持参して、学校に集まります。

 集計日には、各学年に分かれてクラスで保管したベルマークを仕分けし、効率的に点数計算して、発送しています。

 新学期に、ベルマークをわかりやすく説明する場も設けられており、作業は効率的にスムーズに進められています。

 「ベルマークだより」では、学期末ごとに1位から3位までのクラス名と集票点数を掲載。3学期末には、ベルマークの1年間の集票結果を公表。全児童にベルマーク運動の意義と成果を伝えています。

掲示されたベルマーク集計の仕方紹介ポスター

 PTAの役員には同校の同窓生や同級生が多く、ベルマーク運動にも協力的です。同校の同窓生である永吉会長や伊藤美香総務部長らは、小学生時代にクラスで競い合うようにベルマークを集めたそうです。「親と子が同じ学校でベルマークを一生懸命集めたという経験の共有は貴重です」「私たちの学校は私たちでよくするという地元の絆意識が強いですね。今回の感謝状を励みに、今後は1000万点を目指して、頑張っていきたいです」と話しています。

 同校はJR天竜川駅から北に約3キロ離れた住宅街にあり、周囲には大型店が点在。同市の大規模校の一つです。学校名の「与進」は、中国の古典である論語から引用したもので、「ともに進もう」という意味があります。一昨年には、開校140周年記念式典が催された歴史のある学校です。デジタルカメラやインターネットを活用した授業を行っています。

 外渡山校長は、「学校の誇りある歴史を支えてくれた多くの保護者の方々の尽力の賜物です。感謝に堪えません」と話しています。

PTA学年部のみなさん。外渡山裕康校長(前列右)、永吉研哉PTA会長(同中央)、伊藤美香・総務部長(同左)

ベルマーク商品

ゴールデンカレー198g 中辛

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中