300万点達成・各務原市立那加第一小学校


(2015/01/14)印刷する

5年計画で大震災被災校にベルマーク預金を全額寄付して継続支援
ベルマークキャンペーンも

 濃尾平野の北端にある岐阜県各務原市の那加第一小学校(小川久校長、769人)のベルマーク送票点数が、累計で300万点を超えました。東日本大震災の被災校に5年計画でベルマーク預金を全額寄付する継続支援をしており、被災校から感謝されています。PTAと児童会が両輪となって、「一人一回ベルマーク運動」を呼びかけて、学校ぐるみの地道な活動を展開しています。

和やかに談笑しながら仕分け作業をする委員たち

 ベルマーク運動を担当しているのは、PTAの「学年学級委員会」(岩田曜子委員長、23人)と、児童会の「ボランティア委員会」(28人)。

 各クラスにはベルマークの回収箱が常設されており、ベルマークを常時、集めています。

 ボランティア委員の児童たちが毎月はじめに各クラスを回って、集められたベルマークを回収します。委員たちは、委員会活動日などを利用して大まかな仕分けもしています。

 9月には、1日から10日まで「ベルマークキャンペーン」を実施。「ベルマーク委員会だより」を配布して、「東日本大震災で困っている人を助けましょう」と児童と保護者らに呼びかけています。

 震災が発生して以来、ベルマークによる支援を続けている活動で、今年度で4年目。集めたベルマーク預金の全額を被災校に寄付しています。5年計画の最後にあたる新年度も継続実施する予定です。

 集めてもらったベルマークは、学年学級委員会へバトンタッチされます。

紙コップや牛乳パックを工夫しながら仕分け作業に活用しています

 学年学級委員会は、岩田委員長とベルマーク運動を担当する藤岡陽子委員長が中心となって、活動しています。

 委員の保護者たちで、収集されたベルマークを均等に分担。自宅で、時間のある時に仕分けてもらっています。

 以前は学校に集まり、仕分け作業をしていましたが、保護者の負担が大きいため、各自、自宅で都合のいい時に仕分け集計作業をしてもらっています。

 最終の集計と発送は、年に3回。保護者たちが集計したものをベルマーク委員長が最終集計して発送します。

 岩田学年学級委員長と藤岡ベルマーク委員長は、「震災支援は、東日本大震災の惨事をいつまでも忘れず、困った人たちに対して、みんなで助け合うことを親子で考えるよい機会になっています。地道な作業ですが、子どもたちの笑顔を支えに今後も頑張っていきたいです」と話しています。

 同校はJR高山本線那加駅から北西に約1・5キロ離れた住宅街にあり、文化遺産や史跡が点在しています。

 1873(明治6)年に開校された歴史のある学校です。宅地化が進み、児童数も増加傾向にあります。地域行事や子ども会、スポーツ少年団などの活動が盛んです。住民同士の結びつきも強く、ベルマーク運動にも協力的です。

PTA学年学級委員のみなさん。感謝状を持つ岩田曜子・学年学級委員長(前列左)と藤岡陽子・ベルマーク委員長(同右)

ベルマーク商品

英語ノート スタンダード版 

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中