400万点達成・京都府京田辺市の田辺東小学校
(2014/10/01)印刷する
過去には年間100万点の偉業も
京都府の京田辺市立田辺東小学校(村中三千代校長、267人)がベルマーク収集400万点の大台を達成しました。かつては1年で100万点を集め「日本一の快記録」と呼ばれました。児童数が減り収集のペースは落ちましたが、PTAの熱意は変わっていません。
9月30日、午後7時を回って暗くなると、PTAのお母さん方が次々と学校の教室に集まりました。中には小さな子供さんを連れてくる人もいます。年5回ある仕分け作業の日です。働くお母さん方が多いので、作業は毎回、夜にするそうです。
この日集まったのはPTA会長の中西奈津子さんと本部役員5人、学級委員8人の計14人。集まったベルマークを協賛会社ごとに仕分けして袋に入れていきます。この袋をそれぞれが自宅に持ち帰り、今度は点数ごとに分け、収集袋に点数を記入していくそうです。仕分けには、チラシを折って作ったカラフルな箱を用意して会社ごとに入れていきました。お母さんに連れられてやってきた小さな子どももお手伝いしました。PTA会長の中西さんも作業にあたります。ベルマークはPTAの重要活動なので会長が先頭に立って取り組んでいるそうです。中西さんは「どうやって簡単に時間を短縮して楽しく作業するか、試行錯誤しています」と言います。
年間に集めるマークは最近では約5万点。貯まったマークで昨年度は校名入りの大型テントを購入し、今年9月の運動会でさっそく使いました。
京田辺市は大阪、京都のベッドタウンとして発展しました。同校は人口急増を受け1972年(昭和47年)に開校しましたが、教育施設の整備が追い付かなかったため、地域挙げてベルマーク運動に取り組みました。そのかいあって78年には年間100万点を達成。その様子を取り上げた新聞記事が今も同校で、大切に保管されています。村中校長は「伝統あるPTAのおかげで学校が発展してきました」と話します。