500万点達成校・大阪市立長居小学校


(2014/07/04)印刷する

新聞、プリントでベルマーク周知

PTA学級委員の役員のみなさん。中央が吉田加津美委員長

 大阪市南部の住吉区にある長居小学校(大西博校長、705人)は、市民の憩いの場「長居公園」のそばにあります。広大な公園にはサッカーJリーグ・セレッソ大阪の本拠地や陸上競技の国際大会が開かれるスタジアムなど多くのスポーツ施設があります。しかし周辺は飲食店と住宅が集まる庶民の街。ベルマークを累計500万点集めた長居小学校を訪問しました。

 「財団から感謝状を頂きました。皆さんのおかげです」。7月4日、今年度最初の集計日に、ベルマークを担当するPTA学級委員の吉田加津美委員長が、集まった委員に披露すると拍手がわきました。集計は各学期1回ずつ。25人の委員は全校で集めたマークを学期初めに自宅に持ち帰り、あらかじめ切り揃えておきました。集計日は、マークを協賛会社ごとに分け、さらに点数ごとに分けていきます。作業には卵のパックなどを容器として使う工夫もあります。

切り揃えたマークを仕分ける作業

 PTA広報委員の増田由希子委員長も訪れ、作業の様子を取材しました。年3回発行するPTA新聞でベルマークの作業を知らせるためです。学級委員でも独自に「ベルマーク回収のお知らせ」と書いたプリントを作成し、年度初めに全PTAに配っています。「PTAの皆さんにベルマークを知ってもらって回収を増やしています」と吉田委員長。

ベルマークで購入したからくり時計

 1回の集計で1万点以上、集まりますが、集計作業は約2時間で終わりました。そうして集めたベルマークで昨年度は、からくり時計を購入し学校の玄関に掲げています。これまでも運動会で使うテントや一輪車、竹馬、ボールなどを買い揃えました。また児童の要望で、最近、小学生に人気のニュースポーツ「ドッジビー」の円盤も購入しました。柔らかい素材の円盤を使ったドッジボールのようなスポーツで、各地で大会が開かれているそうです。

 スムーズに進んだ収集作業でしたが、吉田委員長に「財団や会社で何か改善してほしいところはありますか」と尋ねました、吉田委員長は「砂糖やもやしの袋に印刷されているマークは切り取ったら、べたべたするので作業がしにくいんです」と一言。「ただ改良して値上げになると困るし」と笑っていました。さすが「大阪のおばちゃん」です。作業でも冗談が飛び交い笑いがたえませんでした。

ベルマーク商品

プチえび

ベルマーク検収

今週の作業日:5/13~5/17
2/26までの受付分を作業中