600万点達成校・岡山市立中央小学校


(2014/07/02)印刷する

気軽に作業に参加、地域との交流もめざす

 城下町、岡山市の中心街にある市立岡山中央小学校(能井俊二校長、854人)の累計点数が600万点に達し、財団から感謝状が贈られました。

子どもたちに人気の一輪車

 同小は、市中心部の人口流出で児童が激減し、四つあった小学校が2001年に2校に統合、さらに05年には1校に統合され発足しました。その際、建物も建て替えられ、屋上の授業用の畑や、水深を変えられる屋内プール、エレベーターを設置するなどモダンな校舎となりました。

自由な時間に参加できる整理作業

 しかし子どもたちの関心は休み時間の校庭での遊び。とくにPTAがベルマークを集めて買った一輪車が大人気でいつも順番待ちができます。難波祝子・副校長は「使い方が激しいのですぐに消耗します。その都度、PTAの方が集めてくれたベルマークで買い足しています」。

 同小のPTAは五つの専門部があり、そのうちの事業部がベルマークの担当です。今年度のメンバーは29人。毎年度初めにどの専門部に入るか希望を取りますが、事業部は人気だそうです。

 集まったマークを自宅に持ち帰って切り揃える作業ができるなど、仕事を持つPTAには時間を自由に使えるのが魅力と言います。また、毎週木曜日の午前10時から午後4時にPTA室で整理作業をしますが、どの時間帯に来てもいいそうです。市田恭子・事業部長は「気軽に手軽に作業をしてもらうよう工夫しています」と言います。

PTA事業部のみなさん

 子どもたちも活動に熱心です。ほぼ毎日、授業が始まる午前8時ごろから教室でマークを整理する児童もいます。また場所柄、周辺には飲食店が多く、ベルマークを集めて学校に持って来てくれる店主もいます。その結果、ここ数年は毎年20万点をコンスタントに集めています。近藤典子・副部長は「砂糖など調味料のマークがたくさん集まって感謝しています」。

 事業部では、活動の幅を広げるため、地域のスーパーやコンビニなどに回収箱を置いてもらうことを検討しています。それがきっかけとなって地域との交流ができればと願っているそうです。市田部長は「ベルマークを通じてPTAと子どもが地域と触れ合えるようにしたい」と話しました。

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