400万点達成校・埼玉県ふじみ野市立鶴ヶ丘小学校


(2014/04/28)印刷する

クラス選出委員が、自宅で仕分けて10枚つづり

 埼玉県ふじみ野市の市立鶴ヶ丘小学校(落合康男校長、717人)のベルマーク活動が、累計で400万点を超えました。活動は、児童数増加に伴って1968(昭和43)年に誕生した学校とともに始められ、45年をかけての達成です。1101団体が参加する埼玉県では第67位の成績です。

イチゴパック利用の仕分け整理ケースを広げ、引き継ぎする新旧正副委員長

 ふじみ野市は人口約11万人。2005(平成17)年、上福岡市と大井町が合併して生まれました。都心から30キロ圏の街は、59(昭和34)年ごろから団地建設が始まって、東京のベッドタウン化が進みました。93(平成5)年、東武東上線に「ふじみ野駅」が開業し、開発が進みました。一部地域では児童・生徒の数が増えて市立小学校は13校を数えます。お隣は川越市です。

 PTA(家庭数553)のベルマーク委員会が担当していますが、新年度役員に引き継がれたばかりです。そのため、2013年度の活動を委員長の湯本みど里さんと、副委員長の市川由紀さんに振り返っていただき、14年度の方針について新委員長の眞柴千恵さん、新副委員長の山村枝美さんに、うかがいました。眞柴新委員長は「前年度を踏襲して、と考えています」と話します。

 ベルマーク委員会は、4つある専門委員会の一つで、委員は各クラスから1人ずつ選ばれた保護者です。13年度は23人でした(14年度は、22人)。保護者は、児童1人につき一度、2人なら二度、PTA活動に参加する約束になっている中、家庭作業が中心で、登校するのは年間3回のベルマーク委員会は人気の高い委員会とのお話です。

感謝状を持つ13年度委員長の湯本みど里さん。右は14年度委員長の眞柴千恵さん。後列左は13年度副委員長の市川由紀さん、右は14年度副委員長の山村枝美さん。前列左は、PTA本部会計でベルマーク委員会担当の寺師飛鳥さん

 収集封筒は、卒業するまで使ってもらう方式です。2年生以上は、児童名が記された封筒に、回収日を印刷した紙片を重ね張りします。封筒張りは5月、学年単位で作業します。また5月中に、マークの切り方などを記載したおたよりを作成して印刷、これにベルマーク一覧表を添付して、全家庭へ配布します。

 収集封筒の配布は6月からで、13年度は6、9、10、11、1月の5回でした。14年度も5回に行う予定です。封筒の配布から1週間後に回収します。各クラスの担任に取りまとめをお願いし、クラス分を輪ゴム止めしてベルマーク委員のお子さんに託してもらいます。

 委員は自宅で、不ぞろいなマークを切りそろえながら、協賛会社別に仕分け、さらに点数別に10枚つづりを、テープ止めにして作ります。このテープは委員会から支給されます。封筒は次回配布日まで、マークは送票作業日まで自宅に保管します。

 ベルマーク財団への送票は学期ごとに1回です。13年度は7月、12月、2月でした。それぞれ作業日、正副委員長は午前9時半ごろに登校、作業に借りた図工室に長テーブルを並べるなど会場設営に当たります。委員は、7月と12月の作業日は10枚つづりにしたマークのみを持参して、10時に集合します。マークは、イチゴの空パックを利用した協賛会社ごとの整理ケースに集められます。学年ごとに6つの作業台に分かれ、協賛会社の点数別マークを集計して、整理袋を完成させます。

 2月の作業日は、年度内に完全処理するため、自宅で保管していた端数のマークも持参します。10枚つづりにできるものはテープ止めし、集計します。が、10枚つづりのみを処理していた7月と12月と違い、2月は手間取りました。一つは、提出されたマークの数が多かったこと、もう一つは点数種類の多い湖池屋(ベルマーク番号77)の処理に時間がかかり、1時間弱だった作業時間が1時間半を超えました。

昇降口の一つに置かれた、使用済み紙製容器とインクカートリッジの専用回収箱

 7月作業分は、各家庭で前年2月から5月までに貯められたマークが寄せられたと思っていましたが、集計した結果は約2万点。6月から11月に集めてくださった分と思った12月作業分は約4万点でした。ところが、12月と1月の2カ月分のマークと思っていた2月作業分は、集計したところ、なんと約4万点。「集めたマークを、各回収日に全部提出するのではなく、枚数を制限して毎回コンスタントに持たせていた。しかし、1月は年度最後の回収日なので、貯めていたマークを全部、子どもさんに持たせた。そういうことではないかな、と」。13年度委員長の湯本さんの分析です。同席の副委員長さんのお一人は「あのー、私は実際、そうしていました」。

 湯本さんは「湖池屋だけは送票作業日ごと端数も持ち寄って処理したほうが良かったと思います」と振り返り、14年度委員長の眞柴さんに作業の見直しを伝えていました。送り状作成、宅急便での送票は委員長が行います。

 使用済みインクカートリッジと紙製容器は、昇降口3カ所に専用箱を置き、通年で回収しています。これらは正副委員長が随時、見回っては箱詰めしてメーカー送りします。

 学外では、近くの病院から職員が集めたマークをいただきました。

 400万点達成について、13年度委員長の湯本みど里さんは「突然、大台達成の連絡をいただき、ビックリしました。歴代のPTAの皆さんが積み重ねてきた結果ですね。私たちの時に、感謝状をいただけて光栄に思います。子どもたちがお世話になる学校に、力添えする気持ちで取り組み、ベルマーク預金ではイス収納用台車などが購入できました。校長先生の励ましもあり、頑張れました」と話します。そして14年度委員長の眞柴千恵さんは「ベルマーク活動への意識をさらに高めて、13年度を上回る成果が得られるよう取り組むつもりです」と、力強く話していました。


過去の大台達成校

ベルマーク商品

Penfield マリオ アドベンチャー デイパック

ベルマーク検収

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