群馬・太田の中3が財団見学


(2019/08/21)印刷する

 群馬県太田市立太田中学校3年の木村帆香(ほのか)さんが8月15日に財団を見学しました。双子のお姉さんの遙香(はるか)さんと、お父さんの稔さんも一緒です。

 太田中学校はベルマーク運動には参加していませんが、月に1回、ボランティア委員会がマークを集め、財団に寄贈しています。帆香さんは委員長を務めています。その縁で、総合的な学習のテーマにベルマークを選んでくれました。

 見学に来てくれた皆さんには、はじめにDVD「未来を育むベルマーク」で概要をつかんでいただきます。「理解していただけましたか」と職員が尋ねると、「大丈夫です」と笑顔を見せてくれました。さすがボランティア委員長、理解がはやいようです。

 全国からベルマークが集まる「倉庫」では、届いた箱や封筒に、数字と日付が書いてあります。例えば「2.4」は2万4000点入っているということです。日付を書くのは、届いた順に確認作業が出来るようにするためです。繁忙期は1日に300~400個のベルマークが届くこともある、と職員が説明すると思わず「すごい…」とつぶやく帆香さんと遙香さんでした。

 次に見学したのは、届いたマークを確認する「検収」の様子です。現在、検収係は12名ほどで、毎日大量のマークを正確に点検しています。「たくさんの金額を1日中検収しているのはすごいと思いました」と感想を伝えてくれました。

 この日、帆香さんが特に知りたかったことは、「海外への援助について」でした。ベルマーク財団の海外援助は、NGOが実施している事業への支援、という形をとっています。その内容は、ラオスでの図書室整備プロジェクトやアフガニスタンでの保健教育活動、タイでの植林・環境教育支援などです。ベルマーク運動の参加団体は、ベルマーク預金を直接寄付にあてる「友愛援助」というしくみを通じて、こうした海外の事業を直接支援することができます。説明を聞きながら、帆香さんは熱心にメモを取っていました。

 太田中学校の総合的な学習は、生徒一人一人が決めたテーマを1年間かけて研究し、パワーポイントを使って発表するそうです。いわば、中学校生活の集大成のようなもの。熱心で意識の高い帆香さんなら、きっと素晴らしい発表をしてくれることでしょう。

 帆香さんだけでなく、一緒に来た稔さん、遙香さんにとっても、財団見学は印象深かったようです。稔さんはベルマーク集めが習慣になっているおばあちゃんがいることを教えてくれました。「個人でもベルマークを集めれば被災校などの役に立つんですね」。

 一方、別の中学校に通う遙香さんは、学校には600~700人ほどの生徒がいるのにベルマーク運動をしていないことが気になりました。「これだけ人数がいるのだから、学校でやったらたくさん集まるのに。私なら、金管楽器が欲しいなあ」とお買いものガイドを眺めていました。

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