岡崎ふれあい福祉まつりでベルマーク仕分けイベント
(2018/05/02)印刷する
38年間、マーク仕分けボランティアをつづける火曜会
3月に開かれた愛知県岡崎市の第33回岡崎ふれあい福祉まつりに、ベルマークの仕分け体験コーナーが登場、多くの親子連れや子供たちで賑わいました。
市内で活動するベルマークの仕分けボランティアグループ「火曜会」が出展しました。会場の東部地域交流センターむらさきかんでは、福祉に関するブースが多い中、仕分けへの参加を促すチラシも配布されました。それを見て参加したという小学2年生の塚崎美湖(みこ)ちゃんは、「ベルマークは知っていたけど、数えたのは初めて。色んなマークがあってびっくりしたし、面白かった」。小学3年生の息子をもつ母親は「震災をきっかけに、誰かの役に立てたらとベルマークを集め始めました。子供の学校では集めていないので、学校以外の収集場所がもっと分かりやすいと良いですね」と話しました。
火曜会は1980年からマークの仕分けを続けており、財団に全国から届く寄付のマークを整理するボランティアの草分け的存在です。現在は17人のメンバーが毎週火曜日の10~14時に集まって作業。昨年度は53万点あまりを集計し、累計点数は3415万点にもなります。
初期からのメンバーで最も長く活動している森昭子さんは、「ボランティアという感覚はなく、趣味として楽しみながらやっています。市内の公民館など約10ヶ所に回収箱を設置し、集めたマークは仕分け後に市内の児童養護施設に贈っています」とコメントしました。送り先の子どもたちとも交流しており、この日は児童養護施設「平和学園」の児童ら10人も会場に遊びに来ていました。同施設の職員の一人は「いつも火曜会の皆様からマークを贈っていただき、とても有り難く活用しています。厨房などにも一覧表を貼り、職員や子供たちも積極的にマークを集めています」。カメラや防犯用のさすまたなど、実用的なものを購入しているそうです。
火曜会の代表でベルマーク大使も務める三田靖子さんは、「図書館や地域交流センターなどのイベントでも積極的にベルマーク仕分け体験コーナーをしてきましたが、メンバーの平均年齢が70代後半と高齢化が進み段々と難しくなってきました。より良い方法を模索しつつ、色々な方と協力してこれからも続けていけたら」と思いを込めました。