ナックが9年連続ベルマークを寄贈


(2017/07/04)印刷する

 「暮らしのお役立ち企業」を掲げ住宅、ダスキン、宅配水を提供するナック(本社・東京都新宿区)が、今年もベルマーク24万7千点を寄贈しました。2009年から毎年、財団を通じてへき地や被災地の子どもたちに贈っています。今年は240拠点、約2100人の従業員が1年かけて集めました。もっとも多い1万1千点を集めた「レオハウス松山店」には、同社がトロフィーと感謝状を贈ります。

 6月20日、ビジネスサポート本部部長でCSR顧問の小岸良昭さん(写真左)と、建築コンサルティング事業部所属でCSR委員長をつとめた津村牧人さんが財団を訪れ、マークを手渡しました。

 全社員が簡単に取り組める継続可能なボランティアとして、寺岡豊彦会長(当時社長)の発案で2009年に始まりました。同社は会社のCSR以外でも活動したいという従業員の声からCSR委員会が生まれ、業務時間外で続けるボランティアを「ちょいボラ(ちょっとボランティア)」と名付けて活動しています。

 地域清掃や中古DVD、古本の収益を赤十字に寄付し、シャプラニールの古切手収集などさまざまな活動をしてきました。昨年「封筒に不要なものを何でも入れて下さい」と呼びかけたところ、3ヶ月で39万件、金額換算で約250万円もの寄付が生まれたそうです。障害者施設で作ったお菓子をオフィスの有料置き菓子と一緒に販売するといった新しい試みも積極的に取り入れています。

 

ナックの小岸さん(左)と津村さん

 ベルマークについては、各事業部に一人ずついるCSR委員が月一回意見交換し、全社員へ呼びかけてきました。学校で集めている子どもがいる家庭以外は「1人1枚以上」を目標に、社内掲示板にチラシを貼ったり、自作の回収箱を作って配布したりと取り組んでいます。ほぼ全支店の自動販売機にキリン生茶を入れて、その脇にハサミと回収箱を設置するというアイディアは社員から生まれたそうです。

 取引先の飲食店との交流にも役立っているそうで「ドレッシングやもやし等、お店で使ったベルマークをとっておいてくれる企業もあります」と小岸さん。

 東日本大震災や熊本地震でも避難所に水を運ぶなど、迅速に対応しました。

 津村さんは「少しずつ社員にベルマークが浸透していると感じます。これからもベルマークを通じて社会貢献に取り組んでいきたい」と話しました。

ベルマーク商品

三ツ矢サイダー リターナブルびん 200ml

ベルマーク検収

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