東京・中野中の2年生が財団事務所を訪問


(2023/12/12)印刷する

 東京都中野区の区立中野中学校の2年生5人が11月22日、財団事務所を訪れました。同校の2年生は毎年、総合的な学習の時間に「社会貢献活動の調査」として、企業や団体を訪問し、事業内容の聞き取りをしています。今年はA組5班の5人がベルマーク財団を訪問先に選んでくれました。

聞き取った内容をノートやタブレットに記録する生徒たち

 初めにDVD「未来を育むベルマーク」を見て、ベルマーク運動の目的やしくみを理解してもらいます。この運動にはふたつの目的があります。一つはベルマーク預金を貯めると、自分の学校の備品・教材を購入できること。もう一つは、その購入額の1割がへき地学校や特別支援学校、災害被災校などへの支援に活用されることです。

 運動の内容を理解したあと、参加団体から届いたベルマークを確認する「検収」の様子を見てもらいました。財団には毎日、途切れることなくマークが届きます。検収係は、財団に届いた順に外包みを開け、整理袋の明細に見合ったベルマークが入っているかを確認していきます。

 届いた順に保管しているのが、財団職員が「倉庫」と呼んでいるスペースです。送り状との照合が済むと、検収係の手に渡るまでの間、大きな棚に保管されます。「こうやって整理されているから、多くのマークが届いても作業がうまく進むのですね」と生徒が話してくれた通り、たくさんのマークを一か所に集約できるのは管理が行き届いているからです。

 質疑応答の時間には、ベルマークのことだけでなく、社会貢献活動そのものについて「中学生でも参加したり実践したりできる活動はありますか」という質問もありました。これには「まさにそれがベルマーク。身近な商品に付いているマークを切って集めるこの運動は、中学生でも実践しやすい活動です」とお答えしました。

 見学の締めくくりとして、感想を聞いてみました。「これまではおばあちゃんが持たせてくれるだけだったけれど、これからは自分でも集めてみたい」「自分の学校のためだけでなく、困っている子どもたちにも役立つ気軽なボランティアだと初めて知った」。ベルマーク運動が身近なボランティアだと分かってもらえたようです。

 さらに、帰る直前、班長の生徒が職員に差し出したのは一枚の封筒。中には、クラスのみんなで集めてくれたというマークが入っていました。何のためにベルマークを集めるかを理解できたみなさんは、今後はさらにマーク集めが楽しくなるかもしれませんね。

2年A組のみなさんが集めてくれたベルマーク

ベルマーク商品

国語 S-105

ベルマーク検収

今週の作業日:4/30~5/2
2/20までの受付分を作業中