東京・中野中の2年生4人が財団を訪問


(2023/03/29)印刷する

 東京都中野区立中野中学校(田代雅規校長、生徒349人)の2年生4人が1月27日、財団を訪れました。同校では2年生が毎年、総合的な学習の時間に「社会貢献活動の調査」として、校外学習をしています。

事務所入り口にあるベルマークを囲んで記念撮影

 まずはベルマーク運動の概要を紹介する動画「未来を育むベルマーク」を見てもらいました。ベルマーク運動の目的はふたつあります。一つは、自分の学校のための備品・教材を購入できること。もう一つは、そのお買いもの額の1割が困っている子どもたちへの支援に活用されることです。

 次は、全国の参加団体から届いたベルマークの確認をする「検収」の見学です。財団職員が実際に届いた整理袋の中からベルマークを取り出すと、1枚ずつバラバラのままだったり、10枚ずつホチキスでまとめていたり、あるいは紙に貼られていたりと、参加団体によってさまざまな整理方法があることが分かりました。大切なのは点数明細を正しく記入すること。整理方法に決まりはありません。

検収係の話を聞く4人

 送られてきたベルマークを保管する「倉庫」も見学しました。届いたベルマークは受付をした日付順に保管しています。ここで財団職員が「今、倉庫には何点分のベルマークがあると思いますか」とクイズを出しました。生徒たちは「100万」「1億」「9000万」「3500万」と答えましたが、正解は3900万点。学期末は特に多くのベルマークが届く時期で、1日に350~450箱も届きます。これまでで最も多かったのは1日約500箱。「そんなにたくさん届くの!」と驚きの声があがりました。

 最後は、生徒たちの質問に答える時間です。「『ベルマーク』の名前の由来は何ですか」という質問に、財団職員が「ベルは揺らすと音が広がる」とヒントを出すと、「音が広がるように支援の輪が広がっていくということか!」とひらめいた様子。広がっていく音のように、助け合いの気持ちを広げていこうという思いが込められています。「活動の成果はありましたか」という質問の答えは、「1960年に活動が始まって以来、支援を継続し、これまでの支援総額は50億円を超えたこと」。財団は、へき地学校、特別支援学校、災害被災校などに通う子どもたちへの支援を60年以上続けています。

「そんなにたくさんのベルマークが届くんですか」とびっくり

 見学を終えた感想を聞くと、「想像していた何倍もベルマークが集まっていてすごかった」「これから自分もマークを集めたいと思った」「こんなに長く活動が続いているなんて予想していなかった」「全国から集まることに感動した」とそれぞれ話してくれました。

ベルマーク商品

スコッチ・ブライトTMバスシャインTM抗菌スポンジ

ベルマーク検収

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