今年は春の運動会・体育祭できた!/ベルマーク預金でも用具購入


(2021/07/13)印刷する

 コロナ禍で昨春は学校の運動会・体育祭の中止が相次ぎました。でも今春は、感染防止対策を取りながら、多くの学校で実施されたようです。中にはベルマーク預金を使ったお買いもので、必要な用具を揃えた事例もありました。

 名古屋市昭和区の市立向陽高校(加藤裕司校長、生徒1080人)は、5月11日に体育祭を実施しました。有志の実行委員がプログラムを考え、クラスごとにみんなが揃いのTシャツを身に着けるなど、生徒たちはとても楽しんでいたそうです。コロナ対策で、校庭で応援する生徒を、競技によって学年ごとに入れ替え、閉会式も開きませんでした。各学年の優勝クラスには後日、教室でトロフィーが手渡されました。

 そのトロフィーはベルマークで買いました。体育祭以外でも様々な行事で使えるよう12個購入。台座のプレートには行事名や賞の種類などが刻まれています。発案はベルマーク活動を担う生徒の財政常任委員会(27人)。「コロナの影響で行事が縮小される中、みんなが喜ぶものを」との思いからでした。3月に注文し、4月に品物が到着しました。

 昨年は5月の体育祭と夏の球技大会がともに中止。代わりに10月に2つの行事を合わせた「オータムフェア」を開いたそうです。生徒会顧問の佐藤圭教諭は「行事は生徒たちの成長の場として大切な機会。それを盛り上げるのにベルマークも役立ったのでは」と話しました。


 福島県伊達市の市立掛田小学校(渡邉かおり校長、児童161人)は5月22日に運動会を予定。子どもたちは本番を楽しみに待ち、教室の窓際にたくさんのてるてる坊主をつるすクラスもあったそうです。ところが、願いむなしく当日は朝から雨。翌日に延期され、保護者の校庭整備への協力もあって何とか開催することができました。

 この運動会にあわせ、同校は玉入れ競技の紅白玉を各80個と、綱引きロープ1本を購入していました。斉藤正義教頭によれば、これまで使っていた物が古くなったため、PTAと相談して新調したそうです。でも当日は校庭の状態が良くなかったので、「新品を下ろすのはもったいない」と、古い紅白玉とロープを使うことになりました。後日、1年生に新品をお披露目したところ、子どもたちは「わーっ」と声を上げて喜んでいたとのこと。「学校予算が限られている中、ベルマークでの購入は非常にありがたいです」と斉藤教頭。

 昨年は5月に運動会ができず、種目も縮小したうえで9月に実施したそうです。今年はコロナ対策を施しつつ、ほぼ例年通りの形で実施できました。



 千葉市若葉区の市立千城台東小学校(加藤高伸校長、児童309人)も、昨年は運動会を11月に延期し、低・中・高学年で時間を区切って実施しました。今年は例年通りの5月開催に戻り、22日に実施。ただし昨年同様に時間を区切る分散型で、午前中に限って実施しました。

 運動会にあわせ、同校は広げるだけで設置できる「ワンタッチテント」をベルマークで買いました。一昨年は5月なのに気温が30度超にもなったため、子どもたちの応援席にもテントを、と決まったそうです。ベルマーク預金をすべて使い切り、足りない分はPTA費から補充。学校とPTAの名も入れてもらいました。ところが当日は強風だったこともあり、テントは「温存」されたそうです。今は箱に入った状態で次の出番を待っているとのこと。加藤校長は「補足金を加え、より良いものが買えたことは大きな発見だった。来年の運動会では、テントが子どもたちを暑さから守ってくれると信じています」と話してくれました。


 ベルマーク預金では様々な運動会・体育祭の用具を買うことができます。それ以外にも、協力会社が取り扱っているすべての商品の購入が可能です。「お買いものガイド」をご参照ください。詳細については財団のお買いもの係(電話03-5638-2322)や協力会社へご相談ください。

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