カンボジアに色鉛筆を送ろう/東京・狛江市立狛江第一中


(2020/01/17)印刷する

 東京都狛江市の市立狛江第一中学校(吉田知弘校長・392人)が、集めたベルマークで色鉛筆12缶を購入しました。カンボジアの子どもたちを支援するため、長らくお休みしていたベルマーク活動を、生徒会役員が復活させました。

左から白川真聖さん、吉川咲希さん、中間香歌さん、大内陽果さん、河埜亮一先生

 今回の活動のきっかけは、2018年の秋に開かれた「道徳授業地区公開講座」でした。講師の先生を学校に招き、全校生徒を対象に講演をしてもらう特別授業です。そのときのテーマは「国際理解」で、生徒たちは、発展途上国の子どもたちの現状を学びました。講演で取り上げられた国のひとつが、カンボジア。東南アジアの子どもたちへの支援活動をしている講師から「ベルマークで備品を買って、それを海外の子どもたちへ送るという方法もある」とヒントをもらったそうです。

職員室前のベルマークボックス。目標達成後も、マークを入れてくれる人がいる
生徒会新聞「PEACE」

 同校がベルマーク運動の参加登録をしたのは1985年。しかし最近は活動が止まっていました。職員室前には以前からベルマークボックスがあって、生徒や先生がベルマークを入れていましたが、「意外と貯まっているのに、使われていない状況でした」と、当時の生徒会長、白川真聖さんは振り返ります。ベルマーク預金も2011年に東日本大震災の友愛援助で寄付し、使い切っていました。

 そこで、生徒会役員が中心になって収集活動を再開させることになりました。当時のメンバーは白川さん、副会長の松本桃華さん、吉川咲希さん、庶務の大内陽果さん、中間香歌さんの5人です。新しい回収ボックスを作って昇降口に置いたり、朝礼や生徒会新聞「PEACE」で全校生徒に協力を呼びかけたりしました。マークの仕分け・集計は、当時の生徒会担当の先生も協力してくれたそうです。

 元々ボックスに貯まっていたマークと、新たに集めたマークを合わせ、10,584点になりました。購入品として色鉛筆を選んだ理由は「カンボジアの方にとっての使いやすさを考えました。シャーペンは燃やせないけれど、木で出来ている色鉛筆なら使えなくなったとき燃やすことができるから」だそうです。購入した色鉛筆は、講師の先生を通してカンボジアの子どもたちに届けられます。

 狛江一中の生徒会は、他にも多くの活動に取り組んでいます。生徒会担当の河埜亮一先生は「みんな働き者で、とても忙しい生徒会」だと言います。ワクチン代の寄付につながるエコキャップの収集、緑の羽根募金、小学6年生への学校説明会の開催、ノーチャイムデーの企画、地域の防災訓練への参加、夏休みのお祭りでの出し物の企画……。何かしらの活動をしていない月はないとのこと。加えて部活にも所属し、とても充実した学校生活を送っているそうです。

ホワイトリボンと運動の宣言書
生徒会役員だけが持っている緑の羽根募金のバッジ
校内にはSNSの使い方についてのポスターが掲示されていた

 学校の一番のアピールポイントは、平成23年から始まったホワイトリボン運動。「いじめをしない、させない、認めない」というスローガンを掲げ、宣言書を書き、ブレザーやバッグにリボンをつけて、いじめをなくす運動です。東京都教育委員会から模範的で優れた取り組みと認められ、これまで2回表彰を受けたそうです。

 「この生徒会のすごいところは、企画のほとんどが生徒たち自ら発信していること」と河埜先生は言います。目指しているのは「『やらされる』生徒会ではなく『やる』生徒会」です。

 今回、カンボジアに色鉛筆を贈るという大きな目標を達成した皆さん。今後について質問すると、「今度は自分たちの学校のためにやってみたいな」「僕もそう思ってます」「私なら冷水機が欲しいなあ」といった声が聞こえてきました。これからもベルマークの収集に励んでください。

(注・吉川さんの「吉」は土のしたに口です)


生徒会が、近隣の児童館を「こまっこ児童館」と名付けたときの表彰状
平成26・27年度の生徒会が作詞した、生徒会song「ともに」

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