東京・中野区立中野中の2年生が今年も財団訪問
(2019/12/24)印刷する
東京都中野区の区立中野中学校の2年生が、12月20日、ベルマーク財団を訪れました。同校は2年生が総合的な学習の時間で社会貢献活動を学ぶ際、理解を深めるために実際に活動している事業所から聞き取りをしています。その訪問先の一つとして財団は毎年、選ばれています。
来てくれたのは、班長のウナルセミヒさん、本間陽太さん、田中夕雲さん、金子夏己さん、長谷部遙さん、平岩舞奈さん、田中咲妃さんの計7人。まずはDVD「未来を育むベルマーク」で、ベルマーク運動のしくみや歴史などの概要をつかんでもらった後、質問タイムに入ります。事前に考えてきてくれたその内容は、「1年間で集まるマークはどのくらい?」「活動をするときに心がけていることは?」といった運動に関するものから、「皆さんの考えるボランティアとは?」など、より広い視点からの質問まで、盛りだくさんでした。
続いて、届いたマークを確認する「検収」の見学です。実際に参加団体から届いた整理袋を職員が開けていきます。整理袋には、どの会社のどのマークが何枚入っているかという明細が記入されており、中からは、実に多様な方法で整理されたベルマークたちが出てきます。10枚ずつホチキスやテープでまとめたり、バラバラだったり、紙に貼ってあったり……。整理方法に決まったルールはありません。各団体のやりやすい方法でお願いしています。
次に向かったのは、今日もたくさんの箱が積み重なっている「倉庫」。全国から届くベルマークが保管してあります。よく見ると、箱には点数を表す数字が書いてあります。例えば、「4.0」は4万点、「2.3」は2万3000点。すべての箱に点数や日付などの情報が書かれており、必ず届いた順番で検収できるように管理されています。
ここで職員が「今日の時点で、この部屋に何点分のマークがあるでしょう?」とクイズを出題。「あの大きさで2万だから…」と考えながら出した答えは、男子チームが9000万、女子チームが7500万でした。正解は7700万。女子チーム、なかなか鋭い洞察力です。
見学を終えた皆さんに感想を聞くと、「小学校の頃は集めていたが、今は棚に眠っている。これを機に集めてみたい」「ベルマークが被災校のためにも使われることを初めて知った」「ひとつひとつは小さいけれど、学校で集めたらすごい点数になると思う。集めてみようかな」と話してくれました。一人一人が自分の言葉で話す姿を見て、皆さんがしっかりとテーマの社会貢献活動に向き合っていることが伝わってきました。
今日学んだ新しい発見やベルマーク運動の魅力を、ぜひ他の班の皆さんや先生にも教えてあげてくださいね。