今年も授業で「ベルマーク」学習/千葉・みどりが丘小


(2018/08/02)印刷する

 千葉県八千代市立みどりが丘小学校(内藤俊夫校長、児童数494人)で、ベルマーク財団の職員を招いてインタビューする授業がありました。3年生の総合的な学習の一環で、約70人が参加。さまざまな質問が飛び出しました。

 同校では、人前で話し、相手の言うことを理解して協力する力を身につけることを目指し、昨年度の3年生から、ベルマーク運動について学んでいます。今年度も本や資料、財団のホームページなどで調べて質問項目を作成。「ベルマークのふしぎ大発見!~世界の友だちを助け隊~」という学習のタイトルも自分たちで考えました。

 インタビュー授業があったのは7月5日です。実行委員の児童らの司会で、まず財団制作のPR用DVD「未来を育むベルマーク」を上映しました。ベルマーク運動がハンディを負った国内外の学校を支援する身近な社会貢献活動であることなどを紹介する内容で、子どもたちはメモをとりながら熱心に見ていました。

 続いてインタビューです。元気よく手を挙げて次々と質問する児童らに、財団の職員2人が答えました。

財団職員に次々と質問が繰り出されました

 

――ベルマークでどんなものが買えますか

 学校で使うものならほぼ何でも買えます。ニワトリやウサギといった動物は買えないけれど、飼育小屋ならオーケーです

 

――外国にもベルマークはありますか

 自分の学校だけでなくハンディを負った学校の役にも立つという日本と同じような仕組みのものは、いまのところないようです。でも、タイでベルマーク運動を導入しようという動きがいま進んでいます

 

――ベルマークのキャラクターは「りんちゃん」以外にもいますか

 りんちゃん、ベルマーくん、ママベル、パパベルの4人が「ベルマークファミリー」です

 

ベルマーク運動を紹介した映像を見る子どもたち

 「マークの最高点は」という質問で、「いま高い点数は100~200点ですが、1990年代には英語教材で2400点のマークもありました」と答えると、「えー」という驚きの声があちこちであがりました。

 1時間半の授業を終え、子どもたちには財団のピンバッジとシール、スタンプがプレゼントされました。財団に電話して講師の派遣を依頼するという大役を果たした髙橋美詞(みこと)さんは、「電話した時は新体操の発表会より緊張した」そうです。「きょう財団の人のお話を聞いて、ベルマークが世界の困っている人たちの役に立っていることなどがわかり、すごくよかったです」。

 また、恩珂呼蘭(えんけ・こらん)さんも「ベルマークはいろいろな人がうれしくなるような運動だということがわかりました。これからもたくさん集めたいです」と感想を話しました。

 子どもたちは夏休み前に手分けして他学年の15クラスをすべて回り、学んだことを発表して、ベルマークの収集を呼びかけました。

 みどりが丘小は2010年からベルマーク運動に参加し、これまでに約34万点を集めて備品類を購入してきました。でも活動の中心は保護者会なので、児童らの関心は低かったそうです。こうしたことも、昨年度からベルマークの学習を始めるきっかけになりました。昨年のインタビュー授業後の夏休みには、3年生の児童が母親と一緒に東京・築地の財団事務所を見学に訪れ、ベルマークについて自由研究にまとめました。

 瀬口朗子(あきこ)教頭は「子どもたちは授業中だけでは時間が足りず、帰宅してからもネットで調べるなど、とても意欲的に取り組んできました。自分で学んだことは忘れません。学習を通じて得た経験や知識をこれから生かしていってほしい」と期待しています。

「みんなでベルマークを集めるぞー」
※昨年の授業の様子はこちらから

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