ベルマークで車いす1台、福祉施設に寄付
(2015/02/04)印刷する
長野県上田市立第六中学校生徒会
2014年秋にベルマーク累計100万点を達成した長野県上田市の市立第六中学校(平林裕一校長、513人)の生徒会が、ベルマーク預金で車いす1台を購入し、市内にある障害者支援施設しいのみ療御園(社会福祉法人上田しいのみ会、村上恒夫理事長)に寄贈しました。
志津田聡子先生から届いた報告です。
14年度の生徒会発足時、顧問の先生から「誰かの役に立つ場面を文化祭で設定しよう」と提案があり、本部役員(33人)が地域の中で自分たちが貢献できることを探しました。そして、いくつか出た案の中から「ベルマークを集めて車いすを福祉施設に贈る」ことを目標に掲げました。実は、これまでに集めてきたベルマークの整理が追い付かず、仕分けができていないマークがたくさんあったことも理由でした。
活動は、福祉委員会(37人)が中心となり、本部役員のサポートを受けて取り組みました。全校の生徒集会で目標を発表、ベルマークがたくさん必要なことや全員の協力が不可欠であることを伝え、協力を呼びかけました。
仕分けは、福祉委員が中心となり委員会の時間に行いました。また、生徒の昇降口に仕分け用の箱を並べ、昼休みに通りかかった先生や生徒らに呼びかけて参加してもらいました。学級や学年を超えて楽しく、協力し合いながら作業できたそうです。
集計は、本部役員が委員会後に行いました。美術部と合唱部の応援もありました。30人を超す生徒が、部活動の時間に奉仕作業として手伝いをしました。
こうして4万4千点余りのマークをベルマーク財団に送りました。車いすはこの預金の一部で購入しました。
車いすの贈呈式は文化祭閉会式の9月27日、学校内でありました。しいのみ療御園の村上理事長と職員、それに利用者を招待しました。車いすはとても喜ばれ、「第六中学校寄贈」のシールを貼って使っているそうです。
生徒たちは「誰かのために活動することは素晴らしいと改めて思った」「車いすを買うだけのベルマークを仕分けするのは大変だったけれど、贈呈というかたちにつながり本当に嬉しかった」という感想を述べました。
第六中は、これからも「人の役に立つ活動」を続けていくそうです。