ベルマーク会社が呼びかけ、イベントも開催


(2014/04/01)印刷する

奈良女子大学附属小学校2年月組

 「ボク、ベルマーク会社の社長です」奈良女子大学附属小学校(森本恵子校長、444人)の2年月組(33人)を訪ねると、熨斗天紀(のしてんき)くんが元気よく自己紹介をしてくれました。
 月組には、スポーツ会社、植物会社、保健会社など11の会社があります。どれも子どもたちが自主的に設立した会社です。

ベルマークイベントは、大いに盛り上がりました

 ベルマーク会社は、社長のほかに副社長と部長がいて、3人で運営しています。主な仕事は、呼びかけのポスターを作ったり、集まったマークを仕分けたりすることです。ベルマークキャラクターも3人で考えます。ビックベルモンやベルちゃん2号などの名前も考えます。3人だけでは大変な仕分け作業も、おたすけ会社に手伝ってもらえば、あっという間に終わります。
 3月18日、ベルマーク会社の3人はイベントを開催しました。クラスのみんなにもっとベルマークのことを知ってもらうためです。これまでに考えたキャラクターをモニターに映して、名前を当てるクイズを出しました。一問ごとにあちこちから手が上がり、想像力を膨らませて様々な答えが出ました。

ベルマーク会社で作ったポスター

 また、手描きのベルマークが映し出され、協賛会社名を当てるクイズもしました。
 そして、ベルマーク財団の人が来てくれたのだからと、ベルマークに関する様々な質問をしました。「一番高い点数と、一番低い点数を教えてください」「財団には1年間にどのくらいのベルマークが集まるのですか」「どんなことに役立っているのですか」「子どものいない人は、どこに持って行けばいいのですか」「どうして近くの店で品物と交換できないのですか」。次から次に活発に手が上がり、鋭い質問が飛び出しました。
 子どもたちは、ベルマークを集めると自分たちの学校のためにいろいろな物が買えることは知っていました。今回、その代金の一部がほかの学校の子どもたちのために役立つことがわかりました。ベルマーク会社の3人だけでなく、クラスのみんなもますますやる気が湧いてきたようでした。
 熨斗くんがベルマークに興味を持ったのは、お兄さんがベルマークを集めている姿を見ていたからです。会社を作ってよかったことは、普段おとなしい子が一生懸命楽しく活動しているところ。大変なことは、せっかく描いたキャラクターにいたずら描きをされてしまうところだそうです。そして、3年生になっても引き続きがんばってくれることを約束してくれました。
 同小では、「子どもたちの考え方、感じ方、行い方を通じて真の子どもらしさを尊重し、子どもの自我を確立させるように具現したい」という考えから、「しごと、けいこ、なかよし」という教育構造ができました。2年月組のこの活動は「しごと」の学習の一つです。

ベルマーク商品

Pinky FRESH

ベルマーク検収

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