【コラム】ベルマークは幸せの種(その3)
(2024/05/28)印刷する
世界の中で日本の幸福度が高くないのは、自分以外の誰かのためにする行動が世界平均より劣っていることが一つの要因になっていると前回お伝えしました。でも、最近の日本は変わってきているようです。
博報堂生活総合研究所が1993年と2023年に同じ内容の意識・行動調査を行い、30年の変化を見た結果があります。その中で「誰かのために生きるより、自分のために生きたい」の項目では、「はい」の割合が1993年では59.4%だったのに対し、2023年は48.8%でした。30年で「自分」と「自分以外」の優劣が逆転したようです。
「クラウドファンディングで予想を上回る寄付が集まった」「遺贈を希望する人が増えている」といったニュースを耳にすると、日本でも寄付の文化が定着し始めているのかも知れません。
ベルマークを集めている子どもたちにも、そんな意識の変化が芽生えてくれたらいいですね。
