コラム「ちょっといい話」その1
(2023/08/24)印刷する
ベルマーク、生みの親は朝日新聞
ベルマークを作ったのは朝日新聞でした。いまから60年以上前の話です。
戦後しばらく経った1957年、朝日新聞社の社長あてに一通の陳情書が届きました。送り主は、厳しい教育環境にあった全国のへき地学校の先生たちでした。
「朝日新聞社の事業として、へき地学校に対する寄付金を募集してほしい」
そんな声に応えようと新聞社内で生まれたアイデアが、ベルマーク運動の仕組みです。
企業が商品に付けたマークを集めると、その点数に応じて学校の備品が買えます。備品の購入額の1割はベルマーク財団を通じてへき地や被災地の学校への支援金になります。
つまり、自分たちのためにマークを集めた活動が同時に、厳しい環境にある遠くのお友だちのためになる仕組みです。
ベルマーク運動の基本は、60年以上たったいまも変わっていません。

いまも昔もチョキチョキ