ベルマーク大使に就任した新納啓介・あいおいニッセイ同和損保社長にきく


(2022/07/22)印刷する

 新しくベルマーク大使に就任した新納啓介(にいろ・けいすけ)さんに6月28日、ベルマーク財団から委嘱状をお渡ししました。新納さんは4月に協賛会社あいおいニッセイ同和損害保険(ベルマーク番号92)の社長に就任。前社長の金杉恭三さんから大使を引き継ぎました。

ベルマーク大使の委嘱状を持つ新納啓介社長

 「サスティナビリティの一環でクリーンアップ活動や植林活動に取り組んできた当社ですが、コロナ禍の中、在宅でできるベルマーク活動を再認識しています」

 山間部や島々、被災地の学校を支援するといったベルマークの理念は同社が行動指針に掲げる「地域密着」と密接に関わるといいます。契約の一つひとつが、お客さま一人ひとりの課題解決につながるからです。

 同社が中期経営計画のコンセプトとして掲げるのが「CSV×DX(シーエスブイ バイ ディーエックス)」。CSV(Creating Shared Value=社会との共通価値の創造)は、自社の強みを用いて社会的課題の解決をめざす考え方。DX(Digital Transformation)はデジタル技術を通じて提供する価値を変革させること。この2つを推進して社会に貢献することが世界企業の潮流であり、同社は率先して実践しているそうです。

 「社会との共通価値をつくっていくCSVの発想は、山間部の小規模校や被災地校などの教育の不平等をなくそうとするベルマーク活動の思いにも合致します」

 そう考える背景には、自身の英国・ロンドン体験があります。小学5年生からの数年間と、2011年からの駐在員時代にロンドンで暮らした際、社会の多様な価値観の大切さを学びました。「現地の小学校に転校した1970年代後半には、まだ英国では差別意識などもあり、嫌な思いもしましたが、最後は仲良くなりました。この経験もあり、いつも相手をリスペクトしてきました。そんな思いが、人を支え続けていこうという今の考えや行動のベースにあります」

 ご自身でベルマークを収集することはもちろん、会社で集めたものを持ち帰り、自宅で奥さまと仕分け作業をしたりすることもあるそうです。「大使として、これからも社員、代理店や地域のみなさまと共に、ベルマーク活動を強化していきたいですね」

「支援活動にゴールはない。地域密着でずっと取り組んでいきたい」と新納社長。ブラジル人学校の支援も始めたという

 あいおいニッセイ同和損保は2001年から協賛会社として自社商品にベルマークを付ける一方、3000社近い代理店や地域と連携して自らもベルマークを収集し、各地の学校や財団に寄贈してきました。この日、東京・恵比寿の本社をお訪ねした際も、2021年度に集めた145万点余のベルマークを財団に贈呈してくれました。

◆リンク

・「ベルマーク大使にあいおいニッセイ同和損保の新社長・新納さん」

 https://www.bellmark.or.jp/foundation/30005124/

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