日本テトラパック「アルミ付き紙パック回収チャレンジ」の結果が発表


(2020/03/04)印刷する

 協賛会社の日本テトラパック(ベルマーク番号17)が昨年4月から実施していた「第2回アルミ付き紙パック回収チャレンジ」キャンペーンの結果がまとまりました。

 テトラパックの紙パックには、開いたとき内側が白い「アルミなし」と、銀色の「アルミ付き」の2種類があります。「アルミなし」は1kg20点、「アルミ付き」は1kg40点で、「アルミ付き」はより効率的に点数を集めることができます。


 キャンペーンは、この「アルミ付き紙パック」を集めた重量に応じて表彰する、というもの。7月18日までにエントリー登録する必要がありましたが、第1回の209団体を上回る257団体が参加。9月20日の締切までに回収した量を競いました。その結果、30団体が「アルパ回収チャレンジ賞」を受賞しました。副賞は回収ボックス、トイレットペーパー、箱ティッシュ、半紙、ジグソーバズル、メモパッドなどでした。いずれも紙パックを再生して作られた紙を活用した製品です。

 参加団体にアンケート調査をしたところ、キャンペーンに参加することで、アルミ付き紙パックはリサイクルできるという認識が「かなり広まった」「広まった」と答えた団体が計68%ありました。キャンペーンが、リサイクル意識の向上に役立っている様子がうかがえます。

 受賞団体のうち、2つの事例が日本テトラパックのHPで紹介されています。いずれも2年連続の受賞でした。

 静岡県富士宮市のにしふじのみや幼稚園では、5年前から紙パックの回収を始めました。保護者が勤務先の店で使っていたアルミ付き紙パックを届けてくれたり、家で消費した紙パックを持ってきてくれたりします。パックを開くのは園児たちも協力。小さな指を使ってキュッキュッと頑張って作業します。

 岡山県吉備中央町のおかやま希望学園は、小中併設の全寮制の学園。中学生が主体となって2013年からベルマーク運動を始めました。そのきっかけは東日本大震災。「被災地のために何かできることはないか」という思いから、ベルマーク預金で復興支援することを着想。給食の野菜ジュースのアルミ付き紙パックも対象だとわかり、すぐに回収を進め、また地域にも協力を呼びかけています。

 日本テトラパックの「第2回アルミ付き紙パック回収チャレンジ キャンペーン報告」には、こうした事例のほか、同社のベルマーク運動の仕組みや、様々なアイデアを盛り込んだ「集める工夫」なども載っていて参考になります。ぜひご覧ください。URLは以下の通りです。

http://www.eco-kami.jp/bellmark/common/pdf/alumi-challenge02_result.pdf

 【アルパ回収チャレンジ賞】受賞団体は以下の通りです。

にしふじのみや幼稚園(静岡県)/文化幼稚園(青森県)/さくら保育園(茨城県)/光保育園(熊本県)/公益財団法人総合花巻病院こどものくに保育園(岩手県)/二日市カトリック幼稚園(福岡県)/認定こども園宮古泉幼稚園(岩手県)/青森明の星短期大学附属幼稚園(青森県)/かぴら幼稚園(埼玉県)/和田保育園(富山県)/茶山カトリック幼稚園(福岡県)/ももじま幼稚園(愛知県)/五個荘あじさい幼児園(滋賀県)/東郷旭丘幼稚園(愛知県)/黒田幼稚園(三重県)/暁の星学園鳴門聖母幼稚園(徳島県)/京都教育大学附属幼稚園(京都府)/中央幼稚園(兵庫県)/鎌倉市立稲村ケ崎小(神奈川県)/奈良市立柳生小(奈良県)/旭小(鹿児島県)/登美丘西小(大阪府)/日向市立富高小(宮崎県)/豊後大野市立三重第一小(大分県)/札幌市立有明小(北海道)/葉山町立葉山小(神奈川県)/倉敷市立児島小(岡山県)/熊本市立出水南中(熊本県)/学校法人おかやま希望学園(岡山県)/女子聖学院中・高(東京都)

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エンリッチ塩450g

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