フジッコが「小学校対抗豆つかみ大会」を開催


(2019/09/04)印刷する

 協賛会社のフジッコ(ベルマーク番号65)主催の「第12回小学校対抗豆つかみゲームまめっ子くん大会」が8月27日に開かれました。豆や昆布を主力商品としている同社が、和食作法の基本であるお箸とお椀の使い方を正しく学ぶためにつくったゲームキット「まめっ子くん」で競う大会です。

 キットの木製茶碗には豆を載せる32個の穴が開いた中ぶたが付いています。利き手に割り箸、もう片方の手にこの茶碗を持ち、1分間に何粒の大豆を穴に載せられるかを競うゲームです。会場となった東京・池袋のサンシャインシティアルパB1F噴水広場には、8つの小学校から子どもたちとその保護者、さらにメディア関係者が多く集まり、通りすがりの人も立ち止まって応援していました。

「まめっ子くん」
試合前の選手のみなさん
「食育」についてインタビューを受けました


 このイベントはフジッコが取り組む「食育」のひとつです。競技前に司会者が「みなさんの学校ではどんな食育の授業がありますか」とインタビューしました。「早寝早起きをして朝ごはんをしっかり食べることを教わった」「お米を育てたことがある」と子どもたち。どの学校も高い意識を持って食育を実施しているようです。

 この日のゲストは、同社のCMなどで活躍している“2代目ふじっ子ちゃん”の元倉あかりさんと、“初代ふじっ子ちゃん”を務めた田牧そらさん、そして大相撲・大関の栃ノ心関です。3人が舞台袖から見守る中、競技がスタート。3人1組のチーム対抗戦で1人2回、計6回分の合計粒数で競います。運動会でもおなじみの「天国と地獄」をアレンジした曲が流れ始めると、小学生たちが一斉にお箸を持ち、大豆を穴に載せていきます。1個のお茶碗に32粒を載せ終わり、「おかわり」をする姿も見られました。音楽が止まると、1分間が終了。静かにお箸を置きます。

初代ふじっ子ちゃんの田牧そらさん(左)と2代目の元倉あかりさん
正しい姿勢も大切です
残り47秒


 結果発表と同時に一人ずつ感想を述べていきます。「練習より焦った」「始まったときから手が震えていたから後半は頑張りたいです」「2戦目で自分の実力を出したい」などという声が挙がり、広くて大きなステージに上がって緊張している様子が伝わってきました。

 しばし作戦タイムがあった後、ステージでは栃ノ心関のトークタイムが始まりました。出身地のジョージア(旧グルジア)は、カスピ海ヨーグルト発祥の地です。フジッコはカスピ海ヨーグルトの種菌を開発・頒布した経緯があり、実は縁の深い国です。栃ノ心関は「おばあちゃんが作っていて、よく食べていました」とエピソードを披露しました。

インタビューを受ける栃ノ心関

 続いて、後半戦。「さっきより多く豆を載せられて良かった」「練習よりうまくいった」と1回目より落ち着いて豆つかみをできた小学生が多かったようです。

 優勝したのは慶応義塾幼稚舎の滝澤怜央さん、髙橋茉紘さん、田中塔子さんのチームで、合計269粒でした。副賞として3万円分の図書券とメダル、トロフィーが贈られました。これまでの小学生最高記録粒数は46粒でしたが、田中さんは1分間に51粒の新記録を樹立、個人としても1位でした。「2回とも46粒を超えてとても嬉しいです」と言い、「人によって違うけど、私はお箸を長めに持つのがおすすめ」と勝利の秘訣を話しました。

中央3人が優勝した慶応義塾幼稚舎チーム。左から髙橋茉紘さん、田中塔子さん、滝澤怜央さん。後列左は同社取締役の荒田和幸さん
エキシビションマッチ
終了後に囲み取材を受けるゲストの皆さん

 ゲストの3人も、優勝校とのエキシビションマッチとして豆つかみゲームに挑戦しました。一人おとなの栃ノ心関は、頑張ったのですが、34粒。「みんな強すぎる。来年は、もっと練習して力をつけてきます」とリベンジを誓いました。

 結果は以下の通りです。

 ①慶応義塾幼稚舎/269粒

 ②早稲田実業学校初等部/253粒

 ③世田谷区立奥沢小/227粒

 ④小平市立小平第六小/225粒

 ⑤川島町立中山小/203粒

 ⑥葛飾区立中之台小/189粒

 ⑦葉山町立一色小/186粒

 ⑧北区立滝野川もみじ小/180粒

全員で記念撮影(フジッコ提供)

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キリン生茶

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