「文紙MESSE2019」に協賛会社3社が出展


(2019/08/22)印刷する

 協賛会社の日本ノート(ベルマーク番号05)、ナカバヤシ(同52)、クツワ(同55)が、8月6日と7日に大阪市中央区のマイドームおおさかで開催された「文紙MESSE2019“文具ワンダーランドⅩ”」に出展しました。

 「文紙MESSE」は2004年から毎年開かれている「文具と紙製品の見本市」です。2010年からは「文具ワンダーランド」として一般の人も入場できるようになりました。今回は81社が出展し、30,000点以上のアイテムが集まりました。入場者数は、業界関係者と一般を合わせて9,263名。NHKも取材に来ていました。商品展示のほかにもスタンプラリーや新製品への投票、ショッピングゾーンなども設けられ、会場は熱気に満ちていました。

 日本ノートは、2019年1月にキョクトウ・アソシエイツとアピカが経営統合した会社です。ブースでは、カラフルなノート模様の壁紙が一際目を引いていました。「実はこれ、1冊1冊違うノートの柄なんです」と教えてくれたのは営業本部の塩川浩司さん。展示されている年表を見ると、2社それぞれ約100年の歴史があることがわかり、ノートの種類が多岐に渡るのも納得です。

 主力商品のひとつ「カレッジアニマル学習帳・ほうがんノート」には、こだわりポイントがいっぱい。表紙の動物柄はもちろんかわいらしいのですが、裏表紙が動物のおしりになっているのが面白いです。ノートを開くと、表紙のカラーに合わせたカラフルな方眼です。カレッジアニマルシリーズにはベルマークがついています。

 注目の新商品は、11月下旬に発売予定の「アメコミキャラクター5冊パックノート」。トムとジェリー、スポンジ・ボブ、ケアベアなどの人気キャラクターを表紙にしたノートです。塩川さんは「子どもたちが楽しみながら勉強するのに適したノートを追求していきたいです」と今後の展望を語ってくれました。

キョクトウ・アソシエイツとアピカの年表
「カレッジアニマル学習帳・ほうがんノート」は全10種
ひつじのおしりが一番かわいいかも?

     新商品コーナー
この日は動物イラストのノートが多く展示されました


 続いて向かったのは、ナカバヤシのブースです。「こどもがよろこぶ学習帳」の展示スペースには、「ナカバヤシは、ベルマーク運動に協賛会社として参加しています」のポップがあり、ベルマーク運動のアピールにも一役買っていました。低学年向けは「けしやすい学習帳」、中高学年向けは「かるい学習帳」と紙の質を変える工夫もしています。

 「自分の娘のランドセルが重い」という社員の意見から生まれたのは、従来のノートと比較して約20%も軽量化された「ロジカルエアーノート」。点線のガイドラインや縦罫線が入った「ロジカル罫」が特徴です。なんと、9月公開予定のアニメ映画「HELLO WORLD」の作中に登場するそうです。製販カンパニー・企画部の貝桝太郎さんはノートに関して「子どもが使いやすい『プラスアルファ』の機能性を大事にしていきたい」と考えています。

 イチオシの商品は、イラストに適した「TACCIA(タッチア)」ブランドの万年筆用インク。昨年9月に発売された商品です。少数派のイメージのある万年筆ですが、「私も持っています」というユーザーが意外と多く、良い反応を得られているそうです。

 2020年の東京オリンピック・パラリンピックで、ライセンシーである同社。公式マスコットキャラクター「ミライトワ」「ソメイティ」のグッズも数多く展示していました。

     「こどもがよろこぶ学習帳」シリーズ
ベルマーク運動の協賛会社としてのアピールも

万年筆画家のサトウヒロシさんのイラストがパッケージです
「TACCIA」のインクを使えば、こんなイラストも描けちゃいます


 そしてクツワのブース。入り口に人だかりができていました。覗いてみると、来場者が消しゴムを試しています。消しゴムの中に鉄粉が入っており、消しクズを磁石で集められるという画期的な「磁ケシ」の第2弾、「アニマル磁ケシ」と「おじケシ」です。9月発売予定の新商品で、従来の機能だけでなく、可愛さがポイントとなっています。

 クツワが扱っているのは主に学童向け文具で、そのシェアは業界トップクラスです。しかし、一般的なイメージの文具だけではありません。「すくすくの森」というシリーズは、なわとび、風船、シャボン玉などをそろえた「知育」に特化したシリーズです。「『学校では教えてくれない自由研究』をテーマに、『学び』と『表現』の両方を身につけることができるラインナップもあります」と紹介してくれたのは商品開発部の名和朋花さんです。

 子どもから大人まで楽しめるクツワ文具の開発の秘訣を名和さんに聞くと、「商品開発には新卒社員や20代の若手社員も参加するんです」と教えてくれました。ユーザーに近い年齢の人たちの意見が斬新さにつながっているのかもしれません。名和さんは「学ぶことが楽しくなるような商品を増やしていきたいです。また安心・安全に使えるということも大切だと思っています」とこれからの展開を話してくれました。

     ブランド紹介
「ベルマーク収集は、誰にでもできるボランティアです」のパネル
シリーズごとに陳列された商品

自由研究の題材にぴったり
新商品「お磁ケシ(おじけし)」「アニマル磁ケシ」

ショッピングゾーンにて

ベルマーク商品

お道具箱

ベルマーク検収

今週の作業日:4/15~4/19
2/14までの受付分を作業中