ファミリーマート「ありがとうの手紙コンテスト2018」


(2019/03/05)印刷する

 協賛会社のファミリーマート(ベルマーク番号23)が主催する、「ありがとうの手紙コンテスト2018」の受賞者への表彰式が各地で行われました。このコンテストは小学生を対象に、「ありがとう」の気持ちを手紙にしたためることで、伝えることの大切さを学んでもらいたいという思いから始まり、今回は10回目の開催です。

ファミリーマート伊藤聡さんから表彰状を受け取る江尻桜空さん

 同社ホームページには、審査員長の池上彰さんを始めとする、5人の審査員の皆さんによる講評が掲載されています。池上さんは、コンテスト開催初期の頃と比べて「作品のレベルも上がり、作品を読ませていただくうれしさと、受賞作を選ばなくてはならない苦しさを同時に感じました」と述べています。

 39,487通もの応募の中から、関東1ブロック中学年の部で最優秀作品賞に選ばれたのが川崎市立古川小学校(雲林院泰夫校長)3年の江尻桜空(さら)さんの作品。大好きな先生が約1年前に突然亡くなり、その先生を思って書いた手紙です。ふつうの手紙のように「お元気ですか」の一言から始まり、自分たちのことを見守ってくれていた先生への感謝、先生のおかげで作文が好きになったこと、これからも作文で自分を表現していきたいという決意が綴られています。

 2月12日に同校で表彰式がありました。表彰式に先立ち、ファミリーマートは古川小学校にプレゼントを用意していました。なんとそれは、社員が集めたベルマーク。神奈川ディストリクト川崎南営業所長・渡辺浩行さんから校長先生に手渡されました。同小は、ベルマーク運動開始から間もない1962年に参加校となり、これまでの累計点数は400万点を超えています。

ファミリーマート渡辺所長(左)から雲林院校長へベルマークが手渡されました

 表彰式では、表彰状と、副賞の図書カードとメモリアルブックの目録が江尻さんに渡され、受賞作品を江尻さんが朗読しました。亡くなられた先生の奥さまからは手紙へのお返事が届いていて、それを江尻さんの母・泉さんが代読しました。「先生が元気だったら江尻さんにどんな言葉をかけるでしょうか。『桜空さんは、今のまま好きなこと、やりたいことを思いっきりやり続けてください。空から見ていますね』」。そのお返事は、江尻さんが書いたお手紙同様、前向きな言葉で締めくくられていました。

 雲林院校長は「まだ先生がすぐそばにいる、そんな気持ちになるような手紙でした」。ファミリーマート神奈川ディストリクト統括部長・伊藤聡さんは「きっと天国の先生も喜んでくれていると思います。これからもたくさんの人を感動させられるような良い作品を書いてください」と話しました。江尻さんは、少し恥ずかしそうに「ありがとうございます」とお礼を言いつつ、嬉しそうな表情をみせました。

お返事の代読をする江尻泉さん
作品の朗読をする桜空さん


 コンテストは全国を7地区に分け、それぞれ低学年・中学年・高学年の部門ごとに1人、計21人が最優秀作品賞に選ばれました。他に、35人が審査員特別賞、7校が学校・団体賞に選ばれ、表彰状と副賞が贈られました。最優秀作品は、ファミリーマートのホームページでその実物を見ることができ、さらに音声で聞くことも出来ます。それぞれ便箋も工夫されており、目で楽しむことも出来る素敵な作品ばかりです。

左から父親の昌弘さん、泉さん、雲林院泰夫校長と記念撮影

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